第88号:米。
このお便りは、25844 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、少しずつ日照時間が増え、朝夕には夏の訪れを予感させる虫の音が心地よく、
日中は青い空と太陽が眩しい今日この頃、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
執事の館・準備委員会の広報係、松原でございます。
わたくし幼少の頃は、エアコンとは縁のない環境で育って参りましたが、年々蒸し暑さを増す
東海地方の気候に辟易して…10年前になるでしょうか、思い切ってエアコンを導入致しました。
ふと「いずれ人類はエアコンなしでは生きていけないのではないか」と思うほどに快適ですが、
どうしても幼少の頃の記憶が蘇ってしまい、何かしら悪いことをしているような気が致します。
そちらの夏は如何でしょうか?すでに日本列島は梅雨入りにもかかわらず、
話題は北海道の猛暑や、東北地方の大雨と…遠くのこととはいえ気がかりでございます。
前置きが長くなりました。
今日もいくつか、お嬢様、旦那様にお伝えしたいことがございます。
・名古屋コーチンの卵を使った「愛知県小牧市のバウムクーヘン」をお作り致します。
・「愛知県尾張旭市の紅茶」試飲パッケージの申し付けを賜ります。
・「過去のお手紙」はご覧になりましたか?
・「名古屋の仮住まい」へのご帰宅を予告頂ける条件を緩和しております。
・「仮の手帳」を「主の手帳」に差し替えられるようになりました。
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5月、6月と申し付けを賜りました「愛知県西尾市のバウムクーヘン」は、西尾産の抹茶に、
非常に相性のよい生クリームを採用して、素材の香りと色味をお楽しみ頂けるように仕上げました。
いままで抹茶のお菓子に抵抗のあったお嬢様、旦那様に喜ばれている様子がTwitterで拝見でき、
工場長の黒川(くろかわ)も大変喜んでおります。お申し付けくださいまして、ありがとうございます。
さて7月は、再び「愛知県小牧市のバウムクーヘン」をお作りしたいと考えております。
名古屋コーチンの卵のみを使用し、カルピス社の発酵バターを惜しみなく投入した、
黄色いバウムクーヘンに、変わらずご所望の声が多く寄せられておりました。
しかし例年、夏場に訪れる乳製品の品薄が、今年はとくに深刻な状況にございまして、
とくに発酵バターの製造量が激減し、製菓業界では安定した供給がなされておりません。
いっぽうスーパーマーケットに足を運べば、乳製品売り場でいつものように見掛けるバターやチーズ。
どうやら、国の規制によって、一般消費者向けのお品の供給を優先して、メーカーへの供給を
制限しているとか。つまり製菓業界は、白鳥のように水面下で必死に水を掻いている状況にあります。
7月、8月とさらに規制が強まることを見越して、執事の館・準備委員会は早期にバターを確保。
すくなくとも来月1ヶ月分の申し付けには対応できるボリュームを確保致しましたので、ご安心を。
次回「愛知県小牧市のバウムクーヘン」は来週の土曜日、
【2014年6月21日(土)21時10分】から申し付けを賜ります。
・2014/07/04(金)発送分 300箱
・2014/07/11(金)発送分 300箱
・2014/07/18(金)発送分 300箱
・2014/07/25(金)発送分 300箱
また詳細が確定次第、追って報告をさせていただく所存であります。
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加えて「愛知県尾張旭市の紅茶」試飲パッケージにも、多くのリクエストを頂きました。
書籍型の黒箱に、試験管とコルク栓のパッケージにお褒めを下さいまして、感謝しております。
(そろそろ茶葉を使い切られた主のために、工具や金具などを用意せねばなりませんね…。)
こちらも過去のお手紙でお伝えしましたとおり、気がかりは茶葉を押さえる「コルク栓」。
信じ難いことに試験管用のコルク栓は、流通数の少なさから生産が機械化されておらず、
職人さんが手作業で一つずつ削り出していくとのこと。この製造日数に余裕を持たせて、
次回の配送までに、すこしお時間を頂きとうございます。
こちらの「愛知県尾張旭市」試飲パッケージの申し付けは再来週の土曜日、
【2014年6月28日(土)21時10分】から申し付けを賜ります。
・2014/07/18(金)発送分 500箱
執事の館・準備委員会では、並行してボリュームの大きい容器の検討を行なっております。
静岡県静岡市のブリキ缶、愛知県名古屋市の木箱、愛知県名古屋市のガラス瓶など、
複数のメーカーに打診をしてそれぞれ試作に取組まれております。
https://twitter.com/butlers_house/status/476544215065698304
https://twitter.com/butlers_house/status/476545921019154432
https://twitter.com/butlers_house/status/476546796366204929
それぞれに容器をお作り頂くうえで、配送係の高見(たかみ)が各業者にお願いしておりますのが、
「遮光性」「気密性」「存在感」「重量感」の4要素。これらを満たす容器ができ次第、
お届けしたいと考えております。もうすこしお時間をくださいませ。
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それから「愛知県稲沢市の生姜シロップ」について、残念なお知らせがございまして…。
生姜の生産量や、シロップの精製工程により、月産50箱ほどしかお約束ができないとのことです。
1年かけて、やっと600箱…。
とはいえ生産者さんに無理を言う訳にもいきませんから、知恵を絞りたいと思います。
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ところで、お嬢様、旦那様、記帳を頂いてから今日までに、
何通のお手紙を差し上げたことになるでしょうか。すでに何度もお届けしているようにも、
まだ数えるほどしかお届けしていないようにも思いますが、如何でしょうか…。
執事の館・準備委員会では、過去にお届けしたお手紙をいわゆる「バックナンバー」として、
「主の手帳」および「仮の手帳」に差し込んでおります。
http://www.butlers-house.net/blog/entries
最初にお届けしたのが2012年の秋…もう1年と半分以上もお便りを差し上げていることになります。
八事に土地を取得しようとしたり、伏見に開館を決めながら流れたこともまだ、記憶に新しいですね。
ここに執事の館・準備委員会が、お嬢様、旦那様のご意見を参考にしながら「名古屋の仮住まい」や、
「申し付けの品」をお作りしていった過程が、すべて残っているといっても過言ではありません。
ええ、もちろん、わたくし松原の話が長いことは、私自身が一番分かっております。
しかし何度か読み飛ばされたお手紙にも、改めて目を通してやって頂けると大変嬉しく思います。
通勤通学、お勤めや家事の合間で結構です。
ほんのすこしお嬢様、旦那様のご自宅について思いを馳せる機会となれば。
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「名古屋の仮住まい」は、ご帰宅を予告頂ける条件をさらに緩和しております。
去る6月10日(火)、2013年3月31日までに記帳をくださった7,137名のお嬢様、旦那様に、
帰宅の予告を頂けるよう枠を拡大し、それぞれ個別に詳細なご案内を送らせて頂きました。
さらに帰宅予告のスケジュールは、これまで1週間単位でまとめて公開していたものを、
2週間前の夜23時ちょうどに公開するよう改めております。14日前の同じ曜日の夜に、
帰宅の予定をお伺いできるようになり、調整がしやすくなったのではないかと…。
また週明けの頃、早ければ明日にも拡大を致しますので、ご都合宜しければお知らせくださいませ。
https://www.butlers-house.net/reservation
余談ではございますけれども、「名古屋の仮住まい」の給仕は日々少しずつ変化をしております。
開館直後にはなかったサンドイッチやキッシュなどの軽食類に加えて、今週末からは
新たに「ジャガイモのヴィシソワーズ」、つまりじゃがいもの冷製スープが登場…。
お菓子以外にも、お嬢様、旦那様のお腹を満たす一品が追加されました。
https://twitter.com/butlers_house/status/477443473646186496
https://twitter.com/butlers_house/status/477729012249153536
またお飲物については、4種類のハーブティーをお試し頂けるように準備を整えております。
給仕係、介添係にお伝え頂いた感想は、今後、館内に常備するかどうかの判断材料となります故、
ぜひとも忌憚ないお声をお聞かせくださいませ…。
メニューの報告はいけませんね。私もお腹が空いてしまいます…。
次の話題に移りましょう。
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開館までの間、多くのお嬢様、旦那様にご活用頂いておりました「主の手帳」に加えて、
ご招待された新たな主に「仮の手帳」を発行しております。
(違いは【ご自身による帰宅の予告ができない】だけで、この不定期のお手紙もお届けしますし、
バウムクーヘンや紅茶などの申し付けも頂けるようになっております。)
執事の館・準備委員会の活動を初めてお知りになって、先述の「過去のお手紙」などもご覧になり、
『今度は一人で帰宅をしてみたい』『誘ってくれた友人を招待したい』などのご事情から、
「主の手帳」への差し替えを希望される声がちらほらと届きはじめました。
これを受け執事の館・準備委員会の手帳係は、
「仮の手帳」を「主の手帳」に差し替える方法を編み出し、
「仮の手帳」をお持ちの主である場合に限って、ご案内をするように改めております。
https://www.butlers-house.net/mypage
差し替えの費用はこれまで通りですが、今後改訂されることもございますので、予めご了承ください。
実は、これまでに行なった帰宅枠の拡大ペースと、実際のご帰宅数から計算をおこないますと、
すべての主が予告の権利を持った場合、白の部屋、緑の部屋では不足する可能性がございます。
また、当初予定しておりましたティータイム1回ぶんのお給金が、開館直前に変更されたことで、
現時点で1,000円の差分が生じている現状についても、考慮せねばなりません。
執事の館・準備委員会は、全ての主からご帰宅の予告を頂ける時期を見計らい、
記帳および差し替えの費用を見直す可能性があることを、予めお伝え申し上げます。
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…。
お嬢様、旦那様、まさか、スクロールをしてここまで読み飛ばしたりは…。
良いでしょう。ここからは気を楽にしてお読みくださいませ。
まだご覧になっていないかもしれませんが、「名古屋の仮住まい」への帰り方については、
「主の手帳」のなかで、簡単に紹介をしております。
(くれぐれも Twitter やブログでの言及はお控えくださいませ。)
https://www.butlers-house.net/route
番地で所在地を検索しても、ほとんどのサービスでは結果が表示されないのは、
「7番30号」が、「名古屋の仮住まい」のため新たに取得された番地であるためです。
いっぽう「7番31号」で検索を行ないますと、お米屋さんの名前が出て参ります。
この場所には、もともと米穀の倉庫兼工場があったという訳ですね。
「米」に「九」と「十」を並べると「粋」になる。
たしか、そういう話を、すこし前にした覚えがございますね。
https://www.butlers-house.net/blog/article/90
ランチタイム、ディナータイムの給仕は、そう遠くないかもしれません。私も楽しみにしております。
さ、今日はこれにて、失礼致します。
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愛知県刈谷市の刈谷ハイウェイオアシス、「天然温泉かきつばた」にて。
このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原がお送りしました。
執事の館・準備委員会のあゆみは「過去のお便り(バックナンバー)」から、ご覧くださいませ。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
メールアドレスやお名前の書き換え、退会手続きなどは、下記URLから承ります。
https://www.butlers-house.net/member_login
執事の館・準備委員会へのご要望、お問い合わせは info@butlers-house.net までお寄せ下さい。