第202号:限りあるもの。
このお便りは、30886 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、暮れに近づき、ますますご多忙のことと存じますが、お変わりはございませんか。
ここ数日のあいだ、わたくし松原も公私ともに余裕なく、思うように執務を進められておりません…。
1週間は7日、1日は24時間、限りある時間のなかで精一杯やっておりますけれども、いやはや。
思うように出来ていないとき、ひとはつい自分自身を見失いがちでございます。このとき当の本人は、
見失っているという自覚がないことが多く、そもそも自らが何を求めているかが分からないままに、
手当たり次第に当たり散らしてしまうもの。その結果、大切なものを失ってしまうこともございます。
なにを隠そう、わたくし自身が過去にそうしておりましたし、のちに気付いて竦然とした経験も数多く。
とはいえ、常に完璧な人などこの世に一人もいらっしゃいませんし、お嬢様、旦那様も同様に。
ときには調子を崩されることもあるでしょうから、そういうときのために日頃から「信用の残高」を、
積みましょうというお話は、過去にも一度、お伝えをいたしましたね…お覚えでいらっしゃいますか。
当初の予定から1日遅れのお届けとなり、まことに申し訳ございません。執事の館・準備委員会の
広報係、わたくし松原(まつばら)より #名古屋の仮住まい の近況と #申し付けの品 の進捗について
いま分かる限りの事柄をお伝え申し上げます。文数に限りはございませんけれども、努めて手短に…。
▼ 年末年始に限り承ります #お申し付けの品 、丸鷄のコンフィ、クリスマスケーキ、おせちについて。
▼ #名古屋の仮住まい は12月30日(水)の夜に「ナイト・ティータイム」を試行させていただきます。
▼ #名古屋の仮住まい #1月限りのお品 「スイートポテトチーズタルト」と、蒲郡市のみかんを…。
いやはや…信用の残高を取り崩しながら日々暮らしているのは、わたくし松原の方かもしれませんね。
いつも温かいお声掛けと、お気遣いをくださるお嬢様、旦那様には、心の底から感謝しております…。
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▼ 年末年始に限り承ります #お申し付けの品 、丸鷄のコンフィ、クリスマスケーキ、おせちについて。
かねてより #名古屋の仮住まい のシェフ池下が試作を重ねておりました「丸鷄のコンフィ」は、一昨日
第3号のお品において劇的なお味と食感の向上が見られまして、みごと #申し付けの品 となる運びに!
また東桜による「仮住まいのジャンドゥジャノワゼット・オ・レ・エ・シトロン・アールグレイ」も、
お餅…いえ、お持ち帰り(あるいはお引き取り)を前提とした #お申し付けの品 として、いま配送係の
宝生らが調整段階にございます。
つきましては、年末年始の時期に限った #お申し付けの品 として、池下や東桜がこれまでの経験から
積み重ねてきたレシピをもとに、お嬢様、旦那様にお召し上がりいただきたいお品は下記に。
「仮住まいの丸鷄のコンフィ」
「仮住まいのジャンドゥジャノワゼット・オ・レ・エ・シトロン・アールグレイ」
「仮住まいのおせち」
このうち「丸鷄のコンフィ」ならびに「おせち」は、これまでに賜った #お申し付けの品 と同様に、
ご希望のところに配送を行う次第。いずれも数に限りがございまして、最大50のご用意となります…。
いっぽう東桜の「ジャンドゥジャノワゼット・オ・レ・エ・シトロン・アールグレイ」につきましては、
12月23日、24日、25日の3日間、それぞれ15箱限りとして【11:30〜12:30】【19:30〜20:30】の
時間帯に #名古屋の仮住まい にてお受け取りいただくことを前提とした #お申し付けの品 となります。
この日ご帰宅を予定なさっていれば随時お渡しを。あるいは上記の時間帯にご足労をいただきまして、
紙袋に入れた状態でドアマンの滝川(たきかわ)や常磐(ときわ)らが手渡しをする運びに…。
いずれのお品も、事前のお申し付けを【2015年12月19日(土)21時10分】より賜りますので、
数に限りがございますが、何卒ご検討いただければ幸いに存じます。なお最終的な費用や数量については
お申し付けをいただきます当日の日中に、改めてご報告をさせていただく予定を立ててございます…。
ところで好評の #愛知県北名古屋市のチョコレート は、順調にお申し付けの札が掛かり、昨日の時点で
残り100箱足らずとの報告が、配送係の宝生から寄せられておりました。ご入用でしたらお早めに…。
https://www.butlers-house.net/cart
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▼ #名古屋の仮住まい は12月30日(水)の夜に「ナイト・ティータイム」を試行させていただきます。
この件、ご報告が遅れまして誠に申し訳ございません…。すでに昨晩、予告を賜ってしまいましたが、
表題のとおり #名古屋の仮住まい は、ことし最後の給仕となります12月30日(水)の夜間帯において
「ナイト・ティータイム」の試験的な運用をおこないますことを、謹んでお知らせ申し上げます…。
(すでにご予告を賜りました各位には、後日、ご意向を伺うためのメッセージを差し上げますので、
お手すきの折にご回答いただければ幸いに存じます。なにとぞ、ご容赦をくださいませ…。)
改めまして #名古屋の仮住まい の「ナイト・ティータイム」は、日頃お寛ぎをいただいております
「白の部屋」と「緑の部屋」の両方でサーヴィスを予定しておりまして、ご滞在は120分を基本に。
お給金はアルコールのお品などに別途、頂戴することから低めの設定に。「白の部屋」が3,000円、
「緑の部屋」が4,000円という内容にございます。
ご帰宅なさいました直後にご提供差し上げます「ドリンク」と、「おつまみプレート」のご用意には
追加のお給金をいただきませんので、このことにはご理解をいただければ幸いです。なにぶん過去に
経験なく、使用人らも手探りの状態で準備を進めてございますので、カクテルのバリエーションなどは
追ってご用意をして差し上げる見通し。この点、何卒ご了承くださいますようにお願い申し上げます。
もし30日の開催が好評にございましたらば、年明けにも再び実施しとうございますので、是非とも
「主の日記」などから感想をお寄せいただければ幸いです。使用人一同、全てに目を通してまいります。
重ねて、ご案内が遅れましたことについて、謹んでお詫び申し上げます…。
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▼ #名古屋の仮住まい #1月限りのお品 「スイートポテトチーズタルト」と、蒲郡市のみかんを…。
さて #名古屋の仮住まい は、池下と東桜が #お申し付けの品 と並行して、待望の「 #1月限りの品」も
準備を進めてございます。現時点でパティシエールの東桜は「スイートポテトチーズタルト」が決まり、
もう一品、こちらは愛知県蒲郡市の名産である「みかん」を用いたお菓子を試作する予定とのこと!
いっぽうシェフの池下は、自身の得意分野で「鴨のハム」に「ソーセージ」の試作を予定しております。
先述の #お申し付けの品 にもございます「おせち」にも登場する品で、近々試食ができる見通し…。
わたくし松原のもとに試作品が届けば、すぐに試食、お嬢様、旦那様にご報告をいたしましょう。
#名古屋の仮住まい は、2015年の1月から、さらに「デザート・ワゴン」が向上いたします。
すでに給仕係の市丘(いちおか)は、徳川の手を離れて独り立ちをいたしまして、日をおうごとに
お仕えの質も高まっているとの報告がございました。
お嬢様、旦那様、1月のご予定はいかがでございましょう?
#名古屋の仮住まい の使用人一同、こころからご帰宅をお待ちしております。
https://www.butlers-house.net/reservation
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余談ではございますけれども、先日、祇園で20年ほどバーを経営しておりました旧友から電話が。
この年末で店をたたみ、近くに鉄板焼きの店を出すのだと申しておりました。寝耳に水の話でして、
耳を傾けておりますと、近年、祇園ではたらく「お姉さん」の質が大きく変化してきたというのです。
お水の世界でやっていこう、と覚悟する「お姉さん」が減り、明日の昼職のためにアフターを控える
「お姉さん」が主流になってきたと。その影響によって、祇園での集客力が落ちて行っているのだとか。
その友人の言うことが本当に正しいのかは、定かではありませんけれども、似たようなお話ならば、
ここ名古屋でもちらほら、耳に致しております。価値観の変化は、どの業界にもございますね…。
しかし飲食店の経験あれど、祇園の商売は限りあるもの。どうやって繋いでいくつもりかと尋ねると、
「これまでに金は蓄えてないけれど、人は蓄えている。大丈夫。」という回答にございました。
「人を蓄える」とはなかなか面白い表現。まさに冒頭の「信頼の残高」を思い出した次第です。
お嬢様、旦那様、心のアドレス帳に「人の蓄え」はございますか?
できればそこに、わたくし松原の名もひとつ、書き込んでおいていただければ…。
さ、今日も早めにお休みをくださいませ。そういえば調香係の杁中(いりなか)が、手元に残っていた
キンモクセイの香りを、可愛らしいチャームに仕立てておりましたね…いまご覧になりますか?
https://twitter.com/butlers_house/status/677330283251765248
これも、限りがございますけれども…。
執事の館・準備委員会
広報係・松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。
この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
(お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
https://www.butlers-house.net/member_login
日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。
https://twitter.com/butlers_house