第99号:昼下がりのボサノヴァ。
このお便りは、26709 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、お勉強の最中に失礼致します。広報係の松原でございます。
夏も終わりに近付きまして…もし追い込みの最中でしたら、改めましょうか…?
エルダーフラワーのコーディアルを炭酸で割ったものをご用意しておりますから、
息抜きがてら、執事の館・準備委員会の報告に耳を傾けて頂ければ幸いに存じます。
本日、お伝えしたい事柄は、下記の5件でございます。
・「アートギャラリーを併設したカフェ」が、まもなく完成を迎えます。
・#愛知県田原市のアンスリウム と、極上の線香花火を手配しております。
・#愛知県稲沢市のジンジャーシロップ #岐阜県美濃加茂市の豚チャーシュー の申し付けを承ります。
・#名古屋の仮住まい に新しい給仕アイテムが加わりました。
・#名古屋の仮住まい は遅いお盆休みを頂きます。
今日もまた長くなります。コーディアルのお代わりは、随時申し付けくださいませ。
https://twitter.com/butlers_house/status/485382710701993984
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本日は、かねてよりお伝えしておりました「アートギャラリーを併設したカフェ」の件について、
できるだけ詳しく、設計を申し付けられた主のお考えや、今後の見通しについてご紹介を致します。
まず最初に、いまお作りしている建物は、お嬢様、旦那様をお迎えすることはもちろんのこと、
「主の手帳」「仮の手帳」を所持されない、一般のお客様も対象としておりますことから、
店名や開業日、具体的な場所は、時間をおいてご案内することをお許しくださいませ。
とはいえ、執事の館・準備委員会が総力を挙げてお作りする「店舗」でございます。
お嬢様、旦那様にお寛ぎ頂ける空間、ご満足頂けるメニューをもって、ご帰宅の前後にも、
お使い頂けるよう、最大限の配慮をもって準備に取組んでおります。その点、ご安心くださいませ。
この「店舗」で皆様にお召し上がり頂くのは、フランス料理のシェフが監修した軽食とデザート。
キッシュとタルトを軸にしたサービスを基本に、お客様の要望を伺いながら、すこしずつ追加を。
ご存知「名古屋の仮住まい」と品目は類似致しますけれども、こちらはどちらかといえば、
ぎっちり、しっかりした作りのお品が並ぶということで、私個人的にも興味がございます。
また月に1〜2度ほど、料理を監修するシェフによる、本格的なディナーの予定がございます。
料理に合わせたワイン、シャンパンなどのサービスもあるとのことで、これにもご期待くださいませ。
昼はボサノヴァ、夜はジャズなどの落ち着いた音響で満たされ、年に数回はコンサートなどの
イベントも企画されているとのこと。この予定は随時、私どもからの手紙にも書き添えて、
ご帰宅前後のお楽しみとして頂ければ幸いです。
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さて、ここで私ども執事の館・準備委員会に「店舗」の申し付けをくださった旦那様と、
これまでの経緯について、お嬢様、旦那様にお伝えできる範囲で、ご紹介をさせて頂きます。
旦那様はお仕事の都合により、極めて多忙な日々を送られておりますゆえ、
まず滅多に「名古屋の仮住まい」へ帰宅できない立場にいらっしゃることをご理解ください。
昨年、「サカエ経済新聞社」の記事をご覧になったことで執事の館・準備委員会をお知りになり、
私たちの理念に深く共感。長年の夢であった「店舗」の申し付けを頂くに至りました。
http://www.butlers-house.net/cart
http://www.butlers-house.net/order/renovation
この旦那様、十数年前から猫を大切になさっておりまして、
わたくし松原も個人的に、猫との暮らし方について何度も相談に乗って頂きました。
さらに日頃より「殺処分される捨て猫たち」「東日本大震災で被災した猫たち」、
「里親を求めている猫たち」の存在を気に掛け、何か力になれないかとお考えになっております。
それはつまり、「猫」や、「猫と暮らす人」が幸せになって欲しいと願う心ではないかと存じます。
旦那様の猫に対する愛情が深まるにつれ、しぜんと猫にまつわる絵画や彫刻などにも造詣が深まり、
現在では、別宅に納まりきらないほど大量のアート作品を所有なさっております。
そこから生まれたのが「猫にまつわるアートギャラリーを併設したカフェ」の構想です。
ところで、この話をはじめて伺ったとき、厚かましいこととは存じながらも、
「看板娘ならぬ、看板猫さんがいらっしゃったら素敵ですね。」と申し上げたところ、
意味深に首を傾げられたのが、いまだ気になっております。
まさか、旦那様…。
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この「店舗」は「名古屋の仮住まい」と同様、設計と内装プランは、建築係の橘(たちばな)が、
一部家具の選定には意匠係の高岳(たかおか)が、食材の手配においては調達係の守山(もりやま)が、
そして試食と広報の面で、わたくし松原が、できる限りのサポートを行なっております。
猫にまつわるアート作品に照明を当てながら、
美味しいお菓子と軽食で、お嬢様、旦那様に優雅な午後のひとときをお寛ぎ頂きたいとのこと。
「もし猫がお好きならば、ぜひ遊びにきて欲しい」とのコメントを預かっております。
猫とアートと、美味しいもの。
そこに来訪されたお嬢様、旦那様が猫たちに心を寄せることで
日本中の猫が少しでも幸せになってくれるならと、
旦那様が長年にわたって考えに考えぬかれた「店舗」でございます。
店名や営業日、具体的な場所については、追ってご案内を致しましょう。
グラスが空きましたね。次は「ラベンダーとウスベニアオイの水出し」に致しましょう。
https://twitter.com/butlers_house/status/499122017900052480
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昨年の夏に申し付けを賜りました #愛知県田原市のアンスリウム は、今年も奇麗な花…と申しますか、
鮮やかな葉を拡げております。あの花に見える部分は、実は葉っぱの一部であると教わりましたね。
あれからもう1年が経ったということですか…月日の流れは、まことに早いものでございます。
お届けをしたお嬢様、旦那様のなかには、#愛知県田原市のアンスリウム の越冬に成功し、
今年も立派に咲かせた方が多くいらっしゃるようで、生産者の皆さんも驚かれております。
そもそも一夏の観賞用として、越冬しないことを前提にお届けしているものですから…。
( http://bit.ly/17G0Kyr および http://bit.ly/VRWF7N にて、現在の様子をご覧頂けます。)
今年も愛知県田原市では、極めて品質の高いアンスリウムが風に揺れて、
お嬢様、旦那様のお迎えを待っております。
数に限りがございますゆえ、何卒、ご留意くださいませ。
愛知県田原市のアンスリウム 9月19日(金)発送分
https://www.butlers-house.net/product?product_id=283
愛知県田原市のアンスリウム 9月26日(金)発送分
https://www.butlers-house.net/product?product_id=284
申し付けは明晩【8月29日(金)21時10分】より承ります。
すでに昨年のお届けに添えた、国産最高級の線香花火も手配済みでございます。
夏の名残を惜しみながら「昼の花と夜の花」をお楽しみ頂ければ、幸いに存じます。
http://www.butlers-house.net/blog/article/64
なお花火を同梱するために、佐川急便さんに配送を委託します。ご了承くださいませ。
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くわえて、新たな申し付けの品として、#愛知県稲沢市のジンジャーシロップ と、
#岐阜県美濃加茂市の豚チャーシュー の準備が整ったとの報告が配送係から届いております。
詳細については次号以降でお伝えを致しますが、いずれも素材の手配と加工のために、
「月産50箱」が限度であることについて、ご理解くださいませ。
つまり、600箱の申し付けを頂いてしまうと、お届けは来年の今頃に…。
状況次第で、生産を前倒しするように掛け合う約束としておりますけれども、
長らくお待たせしてしまう可能性があることを、予めご了承くださいませ。
愛知県稲沢市のジンジャーシロップ
http://www.butlers-house.net/product?product_id=285
岐阜県美濃加茂市の豚チャーシュー
http://www.butlers-house.net/product?product_id=286
これらについては、8月31日(日)にも申し付けを承るべく、最終調整に取組んでおります。
もう暫く、お時間をくださいませ。
あら、もうハイビスカスのコーディアルが空に…次はレモングラスをお持ちします。
https://twitter.com/butlers_house/status/492580131169267713
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さて「名古屋の仮住まい」は、毎週のようにシェフの錦(にしき)、パティシエの鳴海(なるみ)が、
新たなメニューの開発に取り組んでおります。
1品目は「ミートソースのラザニア」幾重にも積んだ板パスタに、
ミートソースとクリームソースを挟み、オーブンでしっかりと火を入れました。
https://twitter.com/butlers_house/status/504535387205693440
2品目に「アイスボックスのクッキー(仮)」を試作。
ココアが喉をくすぐる程よい苦味と、クルミと旨味が絶妙。
https://twitter.com/butlers_house/status/504536760110436352
3品目は「玉ねぎとパプリカの卵焼き(仮)」。贅沢にも名古屋コーチンの卵だけを用いて、
野菜やベーコンにもほぼ下味を付けず、素材の分量だけでバランスを取りました。
https://twitter.com/butlers_house/status/504537777677946880
鳴海さんが改良に取り組んでいた「名古屋コーチンのティラミス」は、
ようやく納得できる味わいに成長。ただ今のところ、マスカルポーネと卵白の食感が
ムースのようで、より滑らかな印象にするべく、更に努力を重ねております。
https://twitter.com/butlers_house/status/504538427446939649
とくに「ミートソースのラザニア」の美味しさには、使用人(従業員)の皆も魅了されております。
なかには試食中に勢いがついて、3度もお代わりをした者も…ええ、お察しのとおり私でございます。
それほどに、ほんとうに美味しかったのです。お許しくださいませ…。
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最後になりましたが、来週9月1日(月)から5日(金)までの5日間、「名古屋の仮住まい」は、
遅いお盆休みを頂戴し、使用人のリフレッシュと技能向上のための勉強期間とさせて頂きます。
9月に入り、全国的に夏休みも終わりますゆえ、比較的ご帰宅の予告もしやすくなるでしょう。
お嬢様、旦那様、もうそろそろ、お目に掛かりとうございます。
https://www.butlers-house.net/reservation
橙色の西日が差す、名古屋市中区の執務室。クレモンティーヌを聴きながら。
松原
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本日もまた、長々とご報告となり、誠に申し訳ございませんでした。
また、このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思いますが、何卒お許しくださいませ。
次で100回目のお手紙となりますけれども、いつも通りのご報告を差し上げます。
この機会に私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いに存じます。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂けますと、給仕係が事前に拝見を致します。
https://www.butlers-house.net/member_login
何卒、よろしくお願い致します。
このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原(まつばら)がお送りしました。
執事の館・準備委員会へのご要望、お問い合わせは info@butlers-house.net までお寄せ下さい。