お嬢様、旦那様、これまでの人生のなかで、ご自身のことを責められたご経験は、ございませんでしょうか。
ひととひとが関わるにあたって、どれだけ気をつけても摩擦は起きるものでございますけれど、その時に、
どちらに「非」があるかをお考えになることと存じます。またご病気や怪我などにも該当すると存じます。
概して申し上げますならば、本当にお嬢様、旦那様がわるいケースというのは、ごく少ないものであります。
相手が悪いケースであったとしても、相手がいないケースであったとしても、ご自身を悪いことにすると、
いったん落ち着くのです。その多くは、日頃からお抱えになっている得体の知れない罪悪感に由来します。
お嬢様、旦那様の言動、ひとつひとつに自信がなかったり、揺らぎがあったりすると、人と衝突したときに、
ご自身を責めるきっかけとなります。私があのとき、ああしていなければ、こうしていなければ、などと
後悔をして引きずることとなり、落ち着きを失うのです。ご安心くださいませ。それは錯覚でございます。
ご自身を悪者にすることで傷付いてしまうのに、どうしても止められないという場合もあるかと存じます。
少しでも後ろめたさがあると、それを大きく捉え過ぎ、自らを否定する材料になさることもあるでしょう。
自信のなさ。それ自体は否定しませんが、ご自身がご自身のことを悪く仰るのは、あまりお薦めしません。
きょうも前置......
まことに申し訳ございません…。
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