第77号:奔走の日々と。
このお便りは、25440 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、お食事の最中に失礼致します。いま、宜しいでしょうか?
名古屋城の桜も散り始めたこのごろ、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
執事の館・準備委員会は、先週も慌ただしい1週間を送っておりました。
「名古屋の仮住まい」の現況把握と細かい造作の指示、厨房機器の搬入と設置、それに伴う微調整、
食器、カトラリーの最終オーダーに、食材の手配と、備品のリストアップ、そして購入手続き…。
もちろん、従業員の研修、「主の手帳」の制作も並行して行なっております。
つい先日、月曜日を迎えたと思っていたのに、もう日曜日。どうりで歳を取るわけです…。
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さて、4月10日(木)に実施した帰宅予告のリハーサルには、多くのお嬢様、旦那様にお力添えを頂きました。
大量のアクセスを受けても倒れないように、と立ち上げたサーバは12台。1秒あたり数百のリクエストも、
問題なく受け止め、館の台帳に各位のご帰宅予定を並べられたことを、ここにご報告致します。
サーバの処理能力と、予告の流れを確認できたことには、大きな意義があるかと存じます。
今回はあくまでも、帰宅を宣言するところまでに留めて、ご友人の招待は仮のフローを組んでおりましたが、
来週4月17日(木)には、さらに機能を拡張した「主の手帳」でお試し頂けるように致します。
この調子で行けば、5月にはお嬢様、旦那様のご帰宅が実現するのではないでしょうか。
準備が整い次第、お手紙でその旨をお伝えしますから、もうすこしだけ、お時間をください…。
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前回のお手紙でお伝えした、「愛知県西尾市のバウムクーヘン」について続報がございます。
出荷を予定しております日程のうち、5月2日、5月9日の発送分はゴールデンウィークの前後とあって、
繁忙期を迎えられるとのこと。ここで無理をして頂くのは、執事の館・準備委員会の理念に合いませんから、
この2日程に限っては生産量を減らして、出荷の対応をして頂くことになりました。
また価格についてもお詫びせねばなりません。これまでお造りしてきた、名古屋コーチンの卵を豊富に用いる
「愛知県小牧市のバウムクーヘン」とは、そもそも原材料の配分が異なるものでございます。特にこのなかで、
褪色を抑えながら、抹茶そのものの風味を立たせるペーストとして、国内では最高級のものを採用したために、
申し付けに掛かる費用がすこし増える結果となりました。
あわせて、ご了承くださいますようにお願い致します。
「愛知県西尾市のバウムクーヘン」の申し付けは、4月19日(土)の21時10分から。
私たちが自信を持ってお嬢様、旦那様にお勧めする抹茶の輪、ご満足頂ければ幸いです。
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また本日、「従業員の名簿」に掲載を保留しておりました、女性従業員2名の写真を掲載致しました。
介添係の矢田(やだ)、伏屋(ふしや)の2名が対象となっております。お手すきの折、ご覧ください。
矢田(やだ) http://www.butlers-house.net/payroll/yada
伏屋(ふしや) http://www.butlers-house.net/payroll/fushiya
現在、写真の掲載がない他の従業員も含めて、4月下旬に制服が納品され次第、改めて撮影を行い、
お嬢様、旦那様の「主の手帳」、従業員名簿に反映をする予定となっております。
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これは余談ですが、「名古屋の仮住まい」に納める食器類は、基本的にノリタケ社の某ラインでございます。
とくにご要望がなければそのティーカップ、デザートプレートで給仕をすることになりますが、ゆくゆくは、
違うラインナップの食器でお出しすることも出来そうです。
たとえば、ときどき気分を変えて、大倉陶園の青い絵柄の入ったものをお使い頂いたり、
同じノリタケでもピンクを基調としたティーセットをお選び頂いたり…この食器選びの段階から、
従業員とのコミュニケーション、ついでお寛ぎのひとときをお楽しみ頂ければ、幸いに存じます。
とはいえ「名古屋の仮住まい」の開館直後は、まだまだ手探りの段階にございますので、
高価な食器類はあくまでもコレクションとして置いておきましょう。お嬢様、旦那様とともに従業員も、
陶器に関する知識を深め、準備が整った段階で、改めてご案内をさせて頂きたいと思います。
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ところで執事の館・準備委員会が提供する「主の手帳」は、現在26,300を超える記帳を頂いております。
開館が近付くにつれ、1日あたりの記帳件数も増加傾向にあるようす。誠にありがとうございます。
「主の手帳」を開くことができる、ということはつまり、執事の館・準備委員会からのお手紙や、
従業員の履歴書にある程度目を通され…まさか、まだ過去のぶんを、まだご覧になっていないなんてことは、
ございませんよね…? とにかく、「名古屋の仮住まい」が成立するまでの過程を知られているということ。
そういうことにしておきましょう…。
もしかすると、執事の館・準備委員会とは何かを説明しようとして、困られたご経験がおありかもしれません。
それくらいに私たちの取組みは、既存の枠から外れたところにあって、また非常に多岐にわたっております。
「主の手帳」を持っているか、そうでないかという違いは、お嬢様、旦那様がお考えになるよりも、
ずうっと大きなものではないかと存じます。
さあ、もうすこしで開館でございます。この時期に「なにもご存知でない主」が大挙して帰宅をされた場合、
「名古屋の仮住まい」は、どのようになるでしょうか?想像に難くありませんね…。
つきましては4月末をもって、一時的に「主の手帳」の記帳手続きを抑制することを決定致しました。
完全な停止を行なった場合、「過去に記帳をして、移行ができなかった」という主や、
これまでに何らかの事情で記帳できなかった主をお迎えすることができませんから、
【一時的な価格調整】という形態を採る方針でございます。
この額面については、現在、執事の館・準備委員会で協議を行なっておりますので、
具体的な条件を確定次第、改めて報告をさせて頂く所存であります。
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さて、そろそろご帰宅の行程を確かめねばなりませんね…。
いまお住まいの地域から、名古屋市中区までの経路はご存知でいらっしゃいますか?
いちおう、最寄りの駅は名古屋市営地下鉄「丸の内駅」とお伝えしておりましたけれども、
もし天気が良ければ、名古屋駅から徒歩でご帰宅頂くことも可能かと存じます。
それから、ご帰宅の際の服装について。これはあまり深くお考え頂かなくとも結構であります。
清潔感があって、ご自身の着慣れたお洋服であれば、ばぁやも細かいことは申しません…たぶん…。
おしゃれを心がけになるのはとても良いことです。しかし、錦や鳴海が腕を振るってお作りしたお菓子が、
入らなくなってしまうようでは困りますから、そのあたりはくれぐれも、お忘れなきように。
今日はこのあたりで、失礼致します。
ああ、そういえば、個人的な話題で恐縮ですが…わたくし3週間前にスーツを新調致しました。
それがなぜだか、最近、小さくなってきて、困っております…。特にお腹の周りが厳しいのです。
実はこの現象が私だけでなく、執事の館・準備委員会のメンバー、「名古屋の仮住まい」の従業員、
ほぼ全員が、同様のことを申しておりまして、いやはや、不思議なことが起こるものですねと…。
…。
分かっております。
分かっておりますから、なにも仰らなくて結構です…。
このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原がお送りしました。
準備委員会のあゆみは「過去のお便り(バックナンバー)」から、ご覧くださいませ。
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