第374号:あいいろ。
このお便りは、36699 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、藍色の空から落ちる雫に濡れて、お困りでいらっしゃいませんか?
台風や、大雨の影響はございませんか?
昨日から本日にかけまして、今年初めて、台風が日本列島を横断いたしました。また、
台風が通過しなかった、北陸、中国地方、新潟、にかけましても、たくさんの雨が降り、
お嬢様、旦那様には大変ご不安な思いをされたのではないかと、わたくし若鶴(わかづる)、大変
心配しておりました。お嬢様、旦那様のいらっしゃるそちらはどのような様子でございましたか。
わたくしどもをご心配いただくお声もお嬢様、旦那様より多く頂いておりましたが、
#名古屋の仮住まい はありがたいことに無事でございました。ご安心いただければと存じます。
さて、本日もここ最近ございました、執事の館・準備委員会と #名古屋の仮住まい の
ご報告をいたします。お時間がございます時にお目通しいただければと存じます。
▼ 音楽係の岩作(やざこ)と猿投(さなげ)が白の部屋で、美しい調べをお届けしました。
▼ #名古屋の仮住まい に、七夕飾りと笹をご用意いたします。お願い事はお決まりですか。
▼ この度もたくさんの #お申し付けの品 をご用命くださり、誠にありがとうございました。
▼ 総務係の幅下(はばした)から、執事の館・準備委員会の動きをご報告いたします。
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▼ 音楽係の岩作(やざこ)と猿投(さなげ)が白の部屋で、美しい調べをお届けしました。
本日、白の部屋をお借りいたしまして、音楽係の岩作と猿投がヴァイオリンとソプラノの
歌声の二重奏を、ご帰宅頂きましたお嬢様、旦那様にお聴きいただきました。
ご帰宅頂きましたお嬢様、旦那様には焼き菓子とお飲物を召し上がって頂きながら、二重奏を
お聴きいただき、お嬢様、旦那様より、ご意見やご感想を頂きました。
わたくし若鶴も漏れ聞こえる調べを聴いておりましたが、大変に美しい調べでございました。
そして、本日、演奏する立場ではなく、岩作、猿投の手伝いをしておりました、長湫(ながくて)
より、お礼の言葉をを預かりましたので、わたくし若鶴が代わりにお伝え致します。
本日は、わたくしども、音楽係の練習のため、白の部屋を使わせていただきまして、誠にありがとう
ございました。わたくし長湫は、本日の岩作と猿投の練習風景のお手伝いをさせていただきました。
日頃は音楽の研究をしております為、お飲物やお菓子をお出しするのは大変緊張致しました。
お菓子のお皿をお出しする際に手が震え、音を出すなど、大変不慣れでお恥ずかしい姿をお見せして
しまいましたこと、誠に申しわけございませんでした。
そんなわたくしにも、お嬢様、旦那様は優しく笑顔で「大丈夫よ」と温かなお声をかけてくださり、
わたくしの緊張も少しずつ和らいで参りました。お優しいお言葉、誠にありがとうございました。
練習をさせていただく、岩作のヴァイオリンと猿投の歌声が白のお部屋に響き渡っておりました。
練習の合間にはお嬢様や旦那様と共にお話も大変はずんでいる様子で、楽しいそうで、明るい、
お嬢様、旦那様のお声が聞こえてまいります。
一緒に練習を行う姿がとても羨ましく私もヴィオラを持って練習に加わりたくなりました。
本日のような #練習の日 を【7月27日(木)】に再度、白のお部屋をお借りいたしまして、設け
させていただければと存じます。お許しいただけるのであれば、再度、本日のように、わたくし
どもの練習をご覧いただき、お言葉を賜れましたら、幸いでございます。
音楽係/長湫(ながくて)
以上でございます。
わたくし若鶴はこの美しい調べをお嬢様、旦那様にもぜひお聴きいただきたいと心より思ったのでございます。
その機会といたしまして、第2回の #予期する調べの日 の開催も検討いたしております。
会場探しが難航してございますが、ただいま、コンサートホール以外の会場も検討いたして
おります。第2回の #予期する調べの日 には練習の成果をお嬢様、旦那様にお届けしたく存じます。
是非、お越しくださいませ。
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▼ #名古屋の仮住まい に、七夕飾りと笹をご用意いたします。お願い事はお決まりですか。
今年も、 #名古屋の仮住まい では、笹と短冊をご用意いたしております。ご帰宅の際に
お書きいただきまして、お飾りいただければと存じます。
家事係の歌里(うたさと)が拵えました、美しい折り紙や紙細工などもご覧いただける
かと存じます。ご帰宅いただきました時に、お楽しみいただければ、幸いでございます。
#7月限りのお品 といたしまして、ご用意いたしましたお食事、お菓子をご紹介いたします。
#食べるミネストローネ
パティシエールの菅原(すがわら)が拵えましたお品でございます。ご試食いただいた際には
鯖の水煮を使ってございましたが、さらに「食べる」感覚を出すために、ハーブウィンナーに
変更してございます。寒暖の差で体調を崩しがちなこの時期を、暖かい具沢山のスープで
乗り切っていただければと存じます。
#マンゴーの水羊羹
こちらもパティシエールの菅原が拵えました。わたくし若鶴、マンゴーと水羊羹の組み合わせに
とても驚きました。菅原が作り出す美味しいものの数々は、驚きがたくさん詰まってございます。
白あんとマンゴーを使いまして、作ってございます。とても口当たりの良い、とても美味しい
水羊羹でございます。菅原本人もお嬢様、旦那様にぜひ召し上がっていただきたいと申しておりました。
どちらもお召し上がりいただけるのは、7月限りでございます。ぜひご帰宅いただきまして、
お召し上がりいただき、暑さを吹き飛ばしていただければと存じます。
https://www.butlers-house.net/reservation
また、七夕の時期にお帰りいただくことができないお嬢様、旦那様には、ツイッターで短冊
代わりにタグを用意いたしましたので、こちらでお楽しみいただければと存じます。
#お嬢様の願い事
#奥様の願い事
#旦那様の願い事
#お坊っちゃまの願い事
お嬢様、旦那様の願い事、夜空に届きまして、叶いますように、わたくし若鶴もお祈りいたします。
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▼ この度もたくさんの #お申し付けの品 をご用命くださり、誠にありがとうございました。
7月2日(日)まで賜りました #お申し付けの品 にたくさんの札をお掛けいただきまして、
誠にありがとうございました。
早期に満了になりましたお品もいくつかございました。十分な数をご用意できませんでした
こと、誠に申し訳ございません。
引き続き、執事の館・準備委員会では、お嬢様、旦那様に喜んでいただけるような、美味しいと
おっしゃっていただけるような、選りすぐりの品を、お嬢様、旦那様のために、探し、開発して
参りたいと存じます。
ここで、ただいま試作しておりますお品をいくつかご紹介させていただきたいと存じます。
パティシエールの東桜(ひがしさくら)が試作を重ねております、「青いケーキ」
試作第3弾をご帰宅いただきました、お嬢様、旦那様にお召し上がりいただきました。
こちらの青いケーキがお申し付けにできるか検討しつつ、新しいご提案ができないものかと
新しいケーキも検討いたしております。
調香係の杁中(いりなか)は「月のものがやわらぐ」香りを試作。そのサンプルが届きました。
実際の香りのほどは、またTwitterやお手紙でお伝えいたして参ります。
他にも準備を進めるお品について、広報係の Twitter をやお手紙を通じ、お嬢様、旦那様ご報告
申し上げます。
https://twitter.com/butlers_house
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▼ 総務係の幅下(はばした)から、執事の館・準備委員会の動きをご報告いたします。
総務係の幅下(はばした)でございます。手短なご報告となります事、ご容赦くださいませ。
先日より賜っておりました #お申し付けの品 は7月2日(日)をもって、終了いたしました。
短い期間でございましたが、誠に多くのご用命をくださり、誠にありがとうございました。
既に、 #お申し付けの品 の発送手配を進めております。黒箱の手配からラベルの作成まで、
配送室では指示が飛び交っておりました。お品のお届けまで、今しばらくお待ちくださいませ。
来月、8月に発送予定の #お申し付けの品 につきましても合わせて用意を進めております。
#仮住まいの避難袋(中身) につきましては、再度お申し付けをしてほしいとお声を頂戴いたしました。
誠にありがとうございます。こちらのお品につきましては、再度ご用意をいたします。
改めてご報告を差し上げますので、引き続き、宜しくお願い申し上げます。
採用係の菊井(きくい)より、あらたな応募を続々頂いていると報告が届いております。
書類選考を行い、また #名古屋の仮住まい のドアマン室をお借りし随時面接を行います。
#お抱えの楽団 の岩作(やざこ)、猿投(さなげ)は白の部屋で、 #練習の日 を実施。
お嬢様、旦那様の目の前で練習を行わせて頂き、練習風景の様子をご覧頂きました。
本日も最後までご覧くださり、ありがとうございました。お疲れのところ恐縮でございます。
寝苦しい夜が続きますが、冷房の温度を下げすぎずにお休みください。お身体に触りますので…。
これにて失礼いたします。
執事の館・準備委員会
総務係/幅下(はばした)
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わたくし若鶴は普段、鉄の馬車にて移動するのでございますが、先日、久しぶりに、
名古屋の市営地下鉄で移動する機会がございました。たくさんの広告が並びます中に、
大学の広告で「子供が一番はじめに『愛』を学ぶ国で先生になるということ」という文が
目に飛び込んで参りました。あまりそのような意識で五十音を見たことはございません
でしたので、軽く衝撃を受けたのでございます。というのも、わたくし若鶴、愛や愛情に
ついて、ここ最近考える機会がありましたからでございます。
お嬢様、旦那様は世の中の全ては愛でできているとお聞きになられたことはございますか?
そのような表現は、何か、気恥ずかしく、空々しく聞こえることもあるかと存じます。
しかし、なぜかわたくし若鶴の胸には、まっすぐに飛び込んできたのでございます。
その続きには、人間には感情があるので、人間の中に備わると愛情という形に変わるとも
ございました。
愛と、愛情と、感情。今まで生きてきた中を振り返りますと、確かに切り離して考える
ことはできないかと存じます。ネガティブな感情も、ポジティブな感情も、全て自分や、
相手や、何かに対しての愛が根底にあって、発しているものであると。
ネガティヴな感情を直視するのは、本当に辛くございます。わたくし若鶴もできれば
そのようなところには触れずに、暖かい、心地の良い感情を伴う愛情だけを受けたいと
考えることがよくあります。
それが全て愛から派生し、感情が乗ったもの。だとすれば、そこにどんな意味を見いだし、
自分の中でどのように糧にしていくのか。そこに起きた自分の感情はなにを伝えているのか
そのようなことを一つ一つ、見て、聞いて、考えて、納得をしていくことが、生きるという
ことなのかもしれないと考える次第でございます。
そのようにすごして参りますと、世の中がますます広がり、彩られて、参るのではないかと
存じます。以前の日本は「いろ」から学ぶ、いろどり豊かな国でございましたから。
お嬢様、旦那様には、わたくしどもからの惜しみ無い愛情を受け取っていただきたいと思うので
ございます。わたくしどもはいつでもお嬢様、旦那様のことを、愛を込めて思っておりますから。
広報係/若鶴(わかづる)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、唐突なものに映ったかと思います。
何卒、お許しください…この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
私たちが活動をはじめて4年が経過し、バックナンバーは360を超えました。お時間のあるときに…。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
(過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
【 #執事の館 】 #初めてのお嬢様と旦那様にお伝えしたい事柄 【第6版】
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