初夏にさしかかり、気温の高い日が増えてまいりました。ゴールデンウィークも近づいて
参りますが、お嬢様、旦那様は連休のご予定などございますか？
本日も家事係の空見（そらみ）がお届け致します。

さてお嬢様、旦那様、以前に総務係の松原（まつばら）がお届けしましたお手紙
「第291号：冷蔵庫の法則。」を覚えていらっしゃいますか？

https://www.butlers-house.net/blog/article/366

こちらの、なにごとにも二割の余裕をもたせるということでございますが、お嬢様、旦那様の
ゴールデンウィークのご予定、二割の余裕はございますでしょうか？
空白の時間、一見無駄にも見えるかもしれませんが、お時間の余裕はお心の余裕にも
繋がります。
この内容にございます通り、もし連休でお出かけのご予定がございましたら、ぜひ二割の
余裕をお持ち下さいませ。

また、このあとでお申し付けのお品についてもお伝えがございます。
お嬢様、旦那様のご別宅の冷蔵庫、二割の余裕はございますか？ お申し付けのお品、ご興味
持っていただけましたら、ぜひ二割の余裕をわたくしどもにくださいませ。

それでは早速本日のお知らせに参りましょう。

▼ 給仕係の伏見（ふしみ）が、 #日本酒の日 の所感をお伝えいたします。
▼ #お抱えの楽団 の刈谷（かりや）が、お嬢様、旦那様にお手紙をしたためました。
▼ 家事係の滝川（たきかわ）が、お申し付けのお品についてお伝えいたします。
▼ 家事係の空見（そらみ）が、 #名古屋の仮住まい お品を紹介いたします。

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▼ 給仕係の伏見（ふしみ）が、 #日本酒の日 の所感をお伝えいたします。

お嬢様、旦那様、「日本酒の日」開催させて頂き誠にありがとうございました。
日本酒をお召し上がりになり、美味しいとおっしゃって頂いた時に本当に良かったと心より思いました。

さて、お出しした日本酒でございますが最初に「彩華(さいか)」。愛知県半田のお酒、口当たりが
軽く爽やかなお酒、日本酒に慣れていない方にも呑みやすいお酒として選ばせて頂きました。
ワイングラスで呑む日本酒として金賞を受賞しております。

二番にお出ししたのが「雪舟」。長野県蓼科のお酒、私のふる里のお酒でございます。
お嬢様、旦那様は映画監督の(故)小津安二郎監督はご存知でいらっしゃいますか。
小津安二郎監督がこよなく愛したお酒として知られております。

三番にお出ししたのが岐阜県各務原のお酒「百十郎」。明治から昭和に活躍した歌舞伎役者、
市川百十郎から命名しております。
彼が植えた1200本桜の元に毎年20万人の人が訪れます。
それと同じ様にこのお酒の元、人々に愛されるお酒にしたいとの願いがございます。
アメリカ、シンガポール 他、世界に輸出しており世界の人々に愛されているお酒でございます。

四番目にお出ししたのが「宮の雪」。三重県のお酒、去年G7伊勢志摩サミットが行われ、
各国首脳にお出しした日本酒をお嬢様に召し上がって頂きたく選ばせて頂きました。

五番目にお出ししたのが「尾張 男山」。愛知県のお酒でございます。
このお酒は和食や白ワインに合うようなチーズやハムなどにも合うお酒として選びました。

最後にお出ししたのが「子乃日 松」。愛知県のお酒でございます。
このお酒の凄い所はお酒の品評会で8年連続で金賞受賞、大変な偉業をを成し遂げております。
お飲頂くと一切の雑味を感じず、日本酒に慣れていない方でも美味しいと言ってしまう程の
お酒でございます。

また、お出しした料理でございますが、私が菅原に頼んで作って貰った「鰆（さわら）の酒粕漬け」は
今が旬のお魚でございます。製パン係の星崎が知り合いの酒蔵から酒粕を貰い受け、それを
漬けこんだ物をお出し致しました。お召し上がり頂いたお嬢様から申し付けのお品に
して欲しい！との声が出る程の出来栄えでございました。

「牛蒡（ごぼう）のバルサミコ風味」これは普段、館でお出ししております料理。少し味が濃い目で
ございますので、お酒に合う物として選ばせて頂きました。

シェフ池下が3月限りのお品としてお出ししました「鱈（たら）のプランタード」。
鱈、ズワイガニ、ホタテの貝柱などが入ったお品、素材は絶対日本酒に合う物ばかり。
アイオリソースをかけずに岩塩と胡椒で味を整えさせて頂きました。

「大根の一夜漬け」は随分前に菅原が気まぐれで作った一品。これはお酒に合うと思い
菅原に頼んで改めて作ってもらいました。

冷奴に鳥節をおかけしたものをお出し致しました。
あえて鰹節では無く鳥節をに致しまして何時もと違う冷奴をお楽しみ頂ければと思いから
お出し致しました。私個人としては、醤油をかけてお出し致しましたが、ぽん酢をかけて
冷奴をお召し上がり頂いてみて下さい、お酒に良く合います。

最後に「豚フィレ肉の新牛蒡バルサミコソース」。今月限りの品としてお出ししておりますお品
でございます。お味は…是非ご帰宅頂きご確認頂きとうございます。

お嬢様、旦那様のご理解頂き「日本酒の日」を開催できました事、心から感謝申し上げます。

この日ご帰宅くださったお嬢様、旦那様から凄い、美味しいと言って頂いた時
「ありがとうございます」と心からの感謝と頑張って良かったと本当に嬉しい気持ちに一杯になりました。
次回の催しにも、是非お仕えしたく存じます

名古屋の仮住まい
給仕係/伏見（ふしみ）

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▼ #お抱えの楽団 の刈谷（かりや）が、お嬢様、旦那様にお手紙をしたためました。

お嬢様、旦那様

お初にお目にかかります。音楽係の刈谷（かりや）でございます。
前回のお手紙の三ヶ峯（さがみね）に引き続き、ご挨拶を申し上げます。

「予期する調べの日」も、もうすぐそこまで迫ってまいりました。
音楽係一同、稽古に稽古を重ねる日々を送っております。

音楽は、楽しい気分にさせてくれたり、ロマンチックな雰囲気を演出する一助になったり…
一種の道具のような扱われ方が多くあります。それだけ身近にあるとも言える音楽ですが、
わたくし刈谷は音楽とは、作る者の想い、演奏する者の想い、聴く者の想い…
色々な「想い」が繋り完成するもの、と思っております。

当日、お嬢様、旦那様のために心を込めて奏でさせていただきとうございますが、
5月2日（火曜日）のご予定はいかがでしょうか。

当日は、音楽係の長湫（ながくて）、三ヶ峯（さがみね）、岩作（やざこ）と私の他に、
ハープ奏者、クラリネット奏者、ファゴット奏者による演奏もございます。

メインコンサートの前の短いひと時ではございますが、とても近い距離で、目の前で、
それぞれの楽器の旋律を身も心も全てで感じていただきとうございます。

まだ、20席ほどのお席がございます。
どうか、お嬢様、旦那様の「想い」と繋がれますように。

https://www.butlers-house.net/product?product_id=3079

お抱えの楽団
音楽係／刈谷（かりや）

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▼ 家事係の滝川（たきかわ）が、お申し付けのお品についてお伝えいたします。

お嬢様、旦那様、市丘より筆を受け取りました家事係の滝川（たきかわ）でございます。
本日は、しとしとと続く雨模様の配送室、 #名古屋の仮住まい 周辺でございましたが、
お嬢様、旦那様の住まう、そちらのお空はいかがでしたでしょうか。

雨に濡れていらっしゃらなくとも、お嬢様、旦那様が身体を冷やさぬよう、家事係の東山
（ひがしやま）がレシピを作成いたしましたウヴァとレモングラスのカクテルティを
お持ちいたしましょう。

お手紙の続きをご覧になる際は、ホッと一息をつきながらで構いません。
どうかお飲み物が温かい内にお召し上がりください。

さて、お申し付けを承ります、今週末の4月29日（土曜日）の21:10が近づいてまいりました。
お嬢様、旦那様は、既にスケジュール帳に印やリマインダーに設定をしていらっしゃいますか。
もし、まだお済みでなければ、今のうちになさっておいてくださいませ。

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▽ お母様に、感謝を込めて。

明後日にお申し付けを承る予定のお品としまして、愛知県名古屋市の化粧品がございます。
こちらは、5月12日（金曜日）の発送を予定しております。母の日である5月14日（日曜日）
に間に合うことでしょう。

口にしてしまっても身体に害のない口紅（ただし、決して美味しくはございません）、
介添係の矢田（やだ）や伏屋（ふしや）が愛用なさいますゾンビパックなどをご用意いたします。

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▽ 家事係の菅原（すがわら）がラズベリーとクリームチーズのパイをこしらえました。

長らくお待たせいたしました、お嬢様、旦那様。新しいお品として、#名古屋の仮住まい にて
パティシエールを務めます菅原の、ラズベリーとクリームチーズのパイをご用意することが
ようやく叶いました。

お嬢様、旦那様の元で、最後の「焼き」を行っていただきますので、ご別宅のオーブンにて、
いつでも焼きたてで芳ばしい「ザックザク」のパイをお嬢様、旦那様に味わっていただけます。

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▽ 和菓子係の五月（さつき）が、美味しい艶干（つやぼし）を拵えました。

お嬢様、旦那様は「艶干」と耳にいたしまして、お品が頭に思い浮かびますでしょうか。
実は、この「艶干」は、地域によって呼び名が変わるものだそうで、琥珀羹（こはくかん）、
琥珀糖（こはくとう）、艶干錦玉（つやぼしきんぎょく）、錦玉羹（きんぎょくかん）など…。

五月は「艶干」と申しますが、わたくし滝川は「琥珀糖」として今まで頭の中にございました。
お嬢様、旦那様はこれらのいずれかのお名前から、お品をご想像いただけましたでしょうか。
お申し付けを承ります艶干は、あの「表面がしゃりっ、中がぷるんな和菓子」でございます。

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▽ ノリタケ社の「アルマンド」をお届けいたします。

「名古屋の仮住まい」が開館を迎えましたのは、2014年5月18日のこと。
愛知県にございます陶磁器メーカーである「ノリタケ」「大倉陶園」「鳴海製陶」の食器を
当時は30種ほどご用意させていただきました。現時点では50種を超えるまでに…。

その中でも、名古屋の仮住まいにおいてスタンダートなお皿としてご用意いたしましたものが、
ノリタケ社の「アルマンド」というシリーズの食器でございます。

気品溢れますブルーのお色に、金の唐草模様が描かれたデザイン。「白」を基調といたしました
白のお部屋に、見事に調和して映えております。

このアルマンドは、ご別宅でも名古屋の仮住まいの雰囲気をお嬢様、旦那様に感じていただきたい、
思い出していただきたいという想いでご用意いたしました。アルマンドだけでなく、他にも、
名古屋の仮住まいを感じていただけるお品も添えさせていただきます。

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▽ 知多半島の製菓職人が、名古屋コーチンでマドレーヌを拵えました。

先日に総務係の松原（まつばら）より紹介があった知多半島の職人のマドレーヌ。
こちらを名古屋コーチンの卵を用いて、試作を重ねております。
封を開けるだけ、部屋中に風味が広がるような焼き菓子が、より一層強みを増します。

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他にも、パティシエールの東桜（ひがしさくら）による奇抜な色や香りのマカロンや、
燻製係の桃山（ももやま）によるレバーケーゼ、そして先ほど伏見が申しておりました
鶏節も生産者の方とお話しし、準備をすすめております。

わたくし滝川、次のお時間が近づいてまいりましたので、この辺りで失礼いたします。
その前に、お嬢様、旦那様のお部屋にバニラ&ベチバーのフレグランスを振っておきますね。

なお、調香係の杁中（いりなか）によるフレグランスは、準備に時間がかかるために
既にお申し付けを承っております。お品は、下記の一覧よりご確認くださいませ。

https://www.butlers-house.net/cart

少しずつ現れ始めた虫さんをベチバーの香りで迎え撃つ配送室より

名古屋の仮住まい
家事係／滝川（たきかわ）

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▼ 家事係の空見（そらみ）が、 #名古屋の仮住まい のスコーンとティラミスについて語ります。

お嬢様、旦那様、改めましてご挨拶を。家事係の空見（そらみ）でございます。
ご存知の通り、名古屋の仮住まいではお食事、お飲物、数多くのお品がございます。
その多さゆえ、お嬢様、旦那様のお目に留まっていないお品、名前だけは聞いたことのある
お品などもあるかと存じます。

ですのでわたくしども使用人が少しずつお品の紹介を行いまして、名古屋の仮住まいのお品、
お嬢様、旦那様にご興味もって頂けたらと願っております。

さてわたくし空見からのご紹介は、まずは「菅原のスコーン」でございます。
ご存知かもしれませんが、スコーンのおいしいお召し上がりかたはクロテッドクリームを
これでもかとのせることが大切でございます。

まずはスコーンを上下半分に割って頂き、ジャムを山盛りにのせます。そして蓋をする
ようにクロテッドクリームも、これまた山盛りにのせて下さいませ。それからすぐに温かい
紅茶を飲んで頂くと、お口の中でスコーンとクリームがとけ甘くクリーミーな味わいに。
スコーンとクロテッドクリームのセットを「クリームティー」と呼ぶその理由がわかります。

そしてこの「菅原のスコーン」、パティシエールの菅原（すがわら）が全粒粉で拵えて
おります。そのままお召し上がりいただいてもほのかに甘みがあり、やさしく柔らかい
口当たりのスコーンでございます。ジャムやクロテッドクリームの食べ応えをやさしく
包み込むおいしさでございます。

二つ目のお品は、「ティラミス」にございます。こちらはパティシエールの
東桜（ひがしさくら）が拵えたもの。わたくし空見、コーヒー味のお菓子とチーズが好物
でございまして、ティラミスはどちらも楽しめるおいしさでございます。一口召し上がって
いただきますと、表面にかかっておりますココアの苦み、マスカルポーネチーズの少しくせの
ある甘み、コーヒーのしみ込んだスポンジのコクが相まって、濃厚なおいしさでございます。

これに温かい紅茶やコーヒーを合わせていただくと、さらに味が奥深く、楽しんで
いただけると存じます。

以上二品、ご紹介させていただきました。

実はわたくし空見、甘いものが得意ではございません。ですが名古屋の仮住まいのお菓子、
そんなわたくしでもついつい試食に手を出してしまうやさしい甘みのものが多くございます。
決して平らげてしまうことはないようにしておりますが……
給仕係にはくれぐれもご内密にお願い致しますね。

是非ご賞味くださいませ。

名古屋の仮住まい
家事係/空見（そらみ）

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本日もこの長いお伝え、最後までご覧いただきまことにありがとうございます。
ところでお嬢様、旦那様はお酒をたしなまれますか？

お酒をこのくらいなら飲んでも大丈夫、という酒量は人によって差がございますね。
こちらも冒頭の「冷蔵庫の法則」のとおり二割の余裕がございますと、名古屋の仮住まいで
催しました日本酒の日などの、楽しい場をご堪能し頂けるかと存じます。

ですが、二割を知るためには、一度は十割を経験しなければなりませんね。
お嬢様、旦那様、もしご自身の十割をご存知なければ、どうぞお心を許せるどなたかをお側に安心
できる場所で、一度ご経験くださいませ。
その際にわたくしども使用人がお側に必要でしたら、喜んでお供をさせて頂きます。

さて冒頭でもお尋ねしましたが、お嬢様、旦那様、ゴールデンウィークのご予定に二割より大きい
余裕はございますでしょうか？ もしございましたら、ぜひ名古屋の仮住まいへご帰宅くださいませ。

ご帰宅予告はこちらより…
https://www.butlers-house.net/reservation?btlcode=sorami-mail

試飲のお酒を一口だけ頂きながら
名古屋の仮住まい
家事係/空見（そらみ）

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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、唐突なものに映ったかと思います。
何卒、お許しください…この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
私たちが活動をはじめて４年が経過し、バックナンバーは350を迎えました。お時間のあるときに…。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
（過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。）

【 #執事の館 】 #初めてのお嬢様と旦那様にお伝えしたい事柄 【第６版】
http://togetter.com/li/1034138

ご帰宅の予告は「主の手帳」から承ります。「薄い手帳」「仮の手帳」は随時差し替えをいたします。
クレジットカード決済、コンビニ決済ですと、即時の対応が可能となりますので、ご参考までに…。
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