お嬢様、旦那様…春の匂いを運ぶ風は、そちらの街にも吹いておりますでしょうか。
まだ寒暖の差はあるものの、若い芽がゆっくりと時間をかけて大地から顔を出す時季となりましたね。
ご卒業やご入学に際しては、私たち執事の館・準備委員会からも、お祝いを申し上げとうございます。

かつて、幼少の頃に思い描かれた「大人」の姿に、いまのご自身の姿を照らし合わせられますと、案外
変化がないように思われるかもしれません。これから先の未来に、新たな可能性をもって進まれる方や
なんらかの形で羨望される方もいらっしゃるはず。そういう現実を、いざ目の当たりになさいますと、
喜ばしく思う反面、どこか取り残されてしまったような寂しさを感じて、遠くを見たくなるものです。

おそらくこれは、どれだけ歳を重ねても変わらないこと。少しずつ慣れていくしかないかと存じます。
誰かに褒めてもらいたい、認めてもらいたい欲求。これが永遠に満たされないという不都合な真実に
気付いて、どこかで前向きに諦めることが、つまり「大人になる」ということではないでしょうか。

むろん、突き放すつもりは毛頭ございませんけれども、お嬢様、旦那様がお嬢様、旦那様ご自身をみて、
よくやっている、素敵であるとお考えにならねば、結局いちばん寂しい思いをお抱えになります。
そして、実はこの一連の事柄が、身近にいらっしゃる方々にも同様であることに是非ご注目ください。
誰かに認められたい欲求を知りつつも、誰かを認める存在になれれば、必要とされ愛される次第です。

私たち使用人は、是非ともその健全な自尊心をもって、暖かな春をお迎えいただきたいと考える次第。
柔らかい風が吹くのを待つ側にいらっしゃるのも、ご自身が優しい日差しのように振舞われるのも、
選択は自由でございます。桜が咲くまでには、晴れの日もあれば、雨の日もあるのが必然でしょう。

さて、今日も執事の館・準備委員会には、温かい話題がいくつかございます。数が多くなりますから、
すこしだけ簡素にしてお伝えいたしましょう。もし雨がなければ、お身体を冷やされません程度に、
窓をすこしだけ開いて、暖かな春の匂いを楽しみながら、目を通していただければ幸いに存じます。

▼ 執事の館・準備委員会の会計係／配送係に出向した滝川（たきかわ）の日報をご覧くださいませ。
▼ #名古屋の仮住まい #お抱えの楽団 は【2016年・春】の練習風景を録音。赤いスイートピーを一輪。
▼ 和菓子係は甘さを捨てた抹茶かすてらに、#愛知県名古屋市の蜂蜜求肥 の試作に着手いたしました。
▼ 製菓係の #愛知県名古屋市のカヌレ そして #愛知県小牧市の珈琲クーヘン は、まもなくのご用意！
▼ #名古屋の仮住まい は「緑の部屋」の「クッキングワゴン」を設計中。来週にも図面が上がります。

いま #名古屋の仮住まい は、#３月限りの品 をデザート・ワゴンに並べて、お仕えに励んでおります。
例年の傾向として、３月から４月に掛けて、平日のご予告を早くにいただくことが増してまいりました。
もしご友人との会食や、ご自身の労いにご帰宅をお考えならば、今のうちに予定をお確かめください。

ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation
（ご帰宅の予告にあたっては「主の手帳」を要します。「仮の手帳」ならびに「薄い手帳」の場合は、
　手帳係の長筬に「手帳の差し替え」をお申し付けくださいませ。お手数をお掛け致します…。）

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▼ 執事の館・準備委員会の会計係／配送係に出向した滝川（たきかわ）の日報をご覧くださいませ。

３月から、会計係と配送係に出向いたしました滝川は、準備委員会のメンバーに手ほどきを受けつつ、
これまでとは異なる領域での経験を重ねております。前のお便りでも触れましたように、日々のお仕え
では見知らぬことを実際に体感することは、滝川自身の器をさらに大きくいたしますし、これと同時に
定型化した執務に、客観的な目線で提案がなされますことによって、執事の館・準備委員会の価値を、
さらに高めてくれるのではないでしょうか。下記、先週の日報から抜粋をして引用いたしました。

▽ 2016年3月1日（火）
会計係として月初作業と日々の業務の教えていただきました。見たこと無い書類ばかりですので、
どこがどういう数字でどのようになっておれば良いのかというを理解するまでは戸惑いましたが、
理解すれば、すぐに数字合わせなどが出来るようになりました。おそらく、今後も誰かに引き継ぐ
ときには口頭で、伝達されるものと思われますが、書類の扱い方や書き込み方のルールを残しておくと
スムーズにいくのではと思われます。（今後、暇をみて説明書を用意したいと考えます。）

▽ 2016年3月2日（水）
お申し付けの品、レモンカード作りがメインでしたが、この日から朝のお掃除に私も参加するように。
その際、外の排水の溝を掃除しておりましたら、そんなところも！？と宝生さんに驚かれましたが、
今後はいかが致しましょう？もし、取り組むとなれば少し小さめの「ちりとり」が有ると便利です。
それと、配送室の向かいにある花壇の下の部分が傷んでおりました。手入れをしても宜しいでしょうか。
レモンカード作りは、もっとも労力が使われるレモンピールづくり用におろし金を二つに致しました。
ずいぶん効率が良くなりましたが、もし今後も続くようなら３つにしても良いのかなと思われました。
途中、素材の下ごしらえが追いつかずに、東山さんがレモンピール待ちとなる時間がございましたので。

▽ 2016年3月3日（木）
時計修理の全体的な流れ、受け付けた時計のカルテ作りと発送業務をおもにお手伝い致しました。
このフローは、どこに何を記入すればよいのか分かりやすく、とくに不便なところはございません。
強いて挙げるなら iPadで写真を撮る際に、特定のレコードを開く検索方法が分かりづらかったかな…
というところです。来週以降、職人さんの工房にお邪魔できることを楽しみにしております。

▽ 2016年3月4日（金）
「仮住まいの匂い消し」の梱包、調香係の杁中さんとのミーティング。「希少糖のパウンドケーキ」に
同梱します紅茶の準備を手伝わせていただきました。宝生さんからは、ラベルは目測で大丈夫だよ！
との事でしたが、私はズレや・傾きがどうしても気になって、作業に時間を要してしまいました。
効率も宜しくありませんでしたので、私は途中から目安を記した厚紙を使用。宝生さんは無いほうが、
作業しやすいとの事でしたので、後任の使用人には２通りの方法を案内するのがよろしいと思います。
余談ながら、梱包作業も紅茶の準備も、手順さえ覚えてしまえば誰でも取り組める作業でございます。
もし私がいなかったら、宝生さんが担っていたと聞き、もっと色々できる人がこのような事に時間を
割かれるのは勿体無く感じました。同様に、本山さんの入金チェックや納品書・請求書の管理など、
他の人がしていける事が出来れば、専門知識を要する高度な事に専念していただけるとも考えます

このように、出向をしてすぐに、次の使用人への引き継ぎを視野に入れて執務に取り組んでおります。
すでに宝生や本山らが、滝川の意見を参考にしてフローを見直したり、備品を手配するなどもして、
非常に良い効果が得られておりますことを、謹んでご報告させていただく所存です。

いっぽう #名古屋の仮住まい の家事係も、ここ数ヶ月の成長が目覚ましゅうございます。給仕報告書や
全体会議では、常磐（ときわ）が「館の手帳」「主の手帳」の運用を踏まえた積極的な提案と改善が、
手帳係の長筬（ながおさ）とともに次々と実装され、快適なご帰宅を実現するために奔走しております。
また、ドアマンも務める歌里（うたさと）は、もとより少々人見知りをするきらいがございましたが、
最近では持ち前の優しさに明るい表情が加わり、主の皆様のお話に耳を傾けるようになったとの噂。

そして最も裏方に位置しております東山（ひがしやま）の活躍も、決して見過ごすことができません。
新たに加入した大高（おおだか）が並んだことも手伝いまして、これまでの経験値を活かした給茶や、
お品の開発は継続しながらも、裏方全体を俯瞰して、人手の足りないところに駆けつけ手伝う機会が
圧倒的に増しております。これは「白の部屋」にご滞在なさいますお嬢様、旦那様の目には、
触れる機会はございませんけれども、使用人それぞれが思いやりを持って給仕に励んでおりますこと、
頭の片隅に置いていただければ幸いに存じます。

配送室にも、給湯室にも、暖かな春の匂いが漂います。

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▼ #名古屋の仮住まい #お抱えの楽団 は【2016年・春】の練習風景を録音。赤いスイートピーを一輪。

さて先週の木曜日は、 #名古屋の仮住まい の休館日に #お抱えの楽団 の４名による【2016年・春】の
練習風景の録音を完了いたしました。昨年の秋、今年の冬に続いて３回目となりますレコーディングは
引き続きムゾーニ作曲の弦楽四重奏を、何度も繰り返して微調整する様子とともに、春をテーマにした
楽曲を幾つか演奏した様子を、収録に成功しております。楽しみにしてお待ちくださいませ。

ヴァイオリンの三ケ峯（さがみね）、岩作（やざこ）、ヴィオラの長湫（ながくて）に、チェロを担う
蓬莱（よもぎ）の４名。相応に演奏のキャリアを積んでおりますが、練習風景を録音して披露するという
経験は皆無に等しく、まさに手探りの取り組みでございます。しかし私たち執事の館・準備委員会は、
「演奏そのものの品質」よりも「演奏が構築されていく過程」をご覧いただくことに力点を置きまして
今後も引き続き、お嬢様、旦那様に練習風景の音源をお届けしたいと考えております。

なお、今回の練習風景に含まれました、松田聖子お嬢様による「赤いスイートピー」という楽曲が、
ちょうど #愛知県豊川市の花 として２月末にお届けいたしました「スイートピー」に合致することから
仕上げ前ではございますけれども、お申し付けくださいました各位にご試聴をいただいております。
こちらについては、配送係の宝生から個別にメッセージを差し上げておりますので、ご査収ください。

また【2015年・秋】そして【2016年・冬】の「反省会」の音源は、いま最後の仕上げにございます。
一通りをお聞きになったあと、 #お抱えの楽団 から見た演奏の振り返りを共有いただきますことで、
弦楽四重奏の魅力を再認識いただくとともに、４名の人柄についても知っていただければ幸いです。

#お申し付けの品 … https://www.butlers-house.net/cart

なお上記 #お申し付けの品 には、僅少ながら「お抱えの楽団」のバックナンバーがございます。
回を増すごとに質感を高め、向上していく様子を是非ともご覧くださいませ。

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▼ 和菓子係は甘さを捨てた抹茶かすてらに、#愛知県名古屋市の蜂蜜求肥 の試作に着手いたしました。

いっぽう、執事の館・準備委員会の和菓子係は、この度「五月（さつき）」と名乗りますことによって
今後ますます美味しい和菓子作りに邁進する考えにございます。昨年の秋頃から、ご好評を賜りました
#愛知県名古屋市のかすてら そして #愛知県鈴鹿市のお餅 に続きますのは、西尾市の抹茶を用いた、
#愛知県西尾市のかすてら でございますが、これの試作に難航しておりますことをご報告いたします。

お嬢様、旦那様、緑茶にお砂糖を入れてお召し上がりになったご経験はございますでしょうか？
紅茶やコーヒーならば、ふだんグラニュー糖や三温糖を添えて楽しまれていらっしゃるかと思いますが、
緑茶、抹茶に直接、お砂糖を注ぐという習慣は少なくともここ日本国内では一般的ではありません。

実はこれが、抹茶のお菓子作りにおいて悩ましいところで、過去 #愛知県西尾市のバウムクーヘン でも
同様に苦慮をしたところです。さらに付け加えますと、抹茶の粉末は卵の膨らみを妨げる性質があり、
職人泣かせの素材と言っても差し支えないものと存じます。結果、市販品の多くは香料と着色料で…。

この度、執事の館・準備委員会は、 #愛知県西尾市のかすてら の試作方針を大きく変更しまして、
いわゆる「甘味」を捨て、「渋味」と「旨味」に特化した抹茶かすてらを志すことを決定致しました。
誤解を恐れずに申し上げれば、甘くて美味しい「抹茶かすてら」なら、どこでも買い求められますが、
私たちならば、甘くない「抹茶かすてら」に、甘いお飲み物を添えて差し上げることが出来るはず…。

さらに和菓子係の五月は、わたくし松原が先日、山口県で買い求めた「はちみつ求肥（ぎゅうひ）」を
見て、 #愛知県名古屋市の蜂蜜 を惜しみなく用いた #愛知県名古屋市の蜂蜜求肥 の試作にも着手。
ミカン、ソヨゴ、クロガネモチ、ソバなど、個性あふれる蜂蜜の味をどれだけ引き出せますでしょうか。

これらの進捗はつど、執事の館・準備委員会のTwitter（ https://twitter.com/butlers_house ）にて
ご報告差し上げますので、気長にお待ちいただければ幸いに存じます。宜しくお願いいたします。

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▼ 製菓係の #愛知県名古屋市のカヌレ そして #愛知県小牧市の珈琲クーヘン は、まもなくのご用意！

また、執事の館・準備委員会の製菓係、黒川（くろかわ）が手掛けます #愛知県名古屋市のカヌレ や、
#愛知県小牧市の珈琲クーヘン など一連のお品は、ようやく生産再開の見通しが立ちつつございます。
いまちょうど、名古屋市内で配送係の宝生と、製菓係の黒川が焼きに…いえ、再開に向けた前向きな
話し合いの最中にございますので、暖かい春の知らせ、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

なお製菓係に限らず、私たち執事の館・準備委員会がお嬢様、旦那様のためにご用意を差し上げます
様々なお品は、原則として独自のレシピと、独自の手順によって作られるものが大半を占めております。
そのため、量産にあたって新たな課題に直面することも多くございます。今後、つどご理解をいただき、
ご負担にならぬ範囲でお願いを申し上げることもあろうかと思います。何卒宜しくお願いいたします。

とりわけ #愛知県名古屋市のカヌレ は、黒川自身による試作以外で前例がなく、どれだけの個数を、
どれくらいの頻度でお届けできるか未知数であります。初回の試作から２年が経過いたしまして、
多くの主が首を長くしてお待ちでいらっしゃいますことを考慮しますと、お届けできるまでには、
かなりの時間を要するであろうかと…この点、あらかじめご了承くださいませ…。

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▼ #名古屋の仮住まい は「緑の部屋」の「クッキングワゴン」を設計中。来週にも図面が上がります。

話は変わりまして、しばらく報告が途切れておりました #名古屋の仮住まい の「緑の部屋」に常設する
「クッキング・ワゴン」の件。この春、新たに建築係として合流いたします「円上（えんじょう）」が
既存の家具や什器などを参考にしながら、コンロやクーラーボックスを内蔵する設計をいたしました。

いま、この図面の最終調整を行っておりまして、来週の金曜日にはお嬢様、旦那様にご覧いただき、
デザインや機能についてご意見を賜れれば幸い。また、使用人の手で焼かれます「パンケーキ」や、
「クレープ」などのレシピ、調理のトレーニングとテストも平行してなされる見通しにございます。

「クッキング・ワゴン」実現の暁には、「緑の部屋」にご帰宅をいただきましたお嬢様、旦那様のために、
焼きたてのお菓子をお皿に盛るところまで、お仕えをさせていただきとうございます。お味の感想も
その場を担う使用人にお申し付けいただければ、今後の励みとさせていただく所存でございます。

現時点ではまだ稼働しておりませんが、「緑の部屋」をお使いいただくには、最低でも６回のご帰宅が
前提となりますことを、ご了承くださいませ。また更に、帰宅回数に応じたサービスの見直しをして、
いままでよりもっと、驚きをもって喜ばれるお仕えに励む所存でございます。

ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation

なお #３月限りの品 は、パティシエール東桜（ひがしさくら）の「ハイビスカスのヌガーグラッセ」が
見栄えも食感においても好評を賜っております。なにぶん、アイスクリームのような氷菓でございまして
デザート・ワゴンの上では少々見栄えが致しませんけれども、お口に含めばその軽やかな溶け具合と、
後味にのこるハイビスカスの爽やかな風、ナッツの香ばしい日差しが、たいへん心地ようございます。

#３月限りの品 … http://togetter.com/li/939511

そういえば、 #２月限りの品 としてご案内した「ソシオン・オ・ショコラ」でしたか、宝生によれば、
これも近日中にお申し付けの品として、準備が整うとの話を耳に挟んでおります。お気に召せば…。

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暖かな春の匂い。 #名古屋の仮住まい も、しばらくすれば桜の季節を迎えます。この時期のご帰宅は、
ぜひ運転係の堀越（ほりこし）に「道案内」をご用命くださいませ。朝からぴっかぴかに磨き上げた、
濃赤色のレクサスで、名城公園の桜をご覧いただきながら、道案内を勤めさせていただく所存です！

ただし今のところ「道案内」は、 #名古屋の仮住まい からのご出発に限って、お申し付けいただく、
復路のみのお仕えでございます。本来ならば、ご指定いただきました場所までお迎えに上がりますのが
理想ではございますけれども、待ち合わせが難しくなることから見合わせている次第にございます…。

何卒、ご容赦ください。今後これを実現する方策を検討してまいりますゆえ…。

ところで私たち執事の館・準備委員会には、 #名古屋の仮住まい の開館前から今日に至るまでの間、
海外での活動を勧める声が内外から寄せられておりました。例えば経済発展目覚ましいとされる中国や
親日国として知られます台湾、インドネシアやシンガポールなど、様々な国名が候補に挙げられます。

しかし、我々はこの提言にありがたく拝聴をしながらも、実現は極めて難しいかと考える次第です。
例えば「執事」や「給仕」等の語句から得られる具体的なイメージは、日本特有のサブカルチャーが
大きく寄与しておりますし、国民の所得格差を一定の水準に保ちながら、豊かな経済が成立するのは、
日本にしかない特徴ではないでしょうか。また、配送業のサービス品質も世界随一かと存じます…。

私たち執事の館・準備委員会は、活動をする場所を選ぶつもりはありませんが、とりわけここ日本で、
名古屋で、そしていつかは福岡や札幌を拠点にして、お嬢様、旦那様にお仕えすことが、もっとも
適した環境ではないかと考える次第です。なにより、これほど豊かな四季に恵まれた国はございません。

わたくし松原。暖かな春の匂いに包まれながら、こうしてお便りを綴れることがいかに幸せか。
海外に飛べと申されれれば、喜んで旅に出ますけれども、毎年当たり前のように訪れる季節はもちろん
お嬢様、旦那様にお仕えできる奇跡に改めて感謝をしながら、この封筒を鳩に委ねる次第でございます。

先日は、次第に花粉の飛び交う量が増しているという話を聞きましたが、具合は如何でございますか？
日常生活に差し支えなければ良いのですけれども、もしお身体に大きな影響があってお困りならば、
お医者様にかかるなどしてくださいませ…私たちは、せめてティッシュをお持ちすることくらいしか…
いや、家事係の歌里さんが、なにか策を練っていらっしゃいましたね。ちょっと尋ねてまいります。

春の匂いは十分に堪能なさいましたか？窓は閉めておきますね。今日もゆっくりお休みくださいませ。

雨上がりの名古屋。３階の執務室にて。

執事の館・準備委員会
広報係・松原（まつばら）

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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。

この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
（お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。）
https://www.butlers-house.net/blog/entries

また「主の手帳（マイページ）」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
https://www.butlers-house.net/member_login

日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。
https://twitter.com/butlers_house