第209号:粘り。
このお便りは、31018 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、今晩も失礼をいたします。先ほどからお部屋を満たしていらっしゃるメロディは、
最近のお気に入りでございましょうか?どことなく、懐かしい響きがして宜しゅうございますね…!
音楽は、気分を変えるのに良い方法のひとつかと存じます。 #名古屋の仮住まい でもハロウィンの日に
ヘビーメタル、大晦日のナイト・ティータイムはジャズを、お正月には雅楽の調べを採用いたしまして、
普段とは異なる雰囲気の「白の部屋」でお仕えをいたしましたこともまた、記憶に新しゅうございます。
ここぞ、というときにお嬢様、旦那様の気持ちを盛り上げる旋律を見つけておくことは、決して、
誤魔化しや気のせいなどではなく、本当に効果のあることとして古くから実証された真実にございます。
元気を得たいとき、疲れを癒すとき…様々な場面にテーマ曲を選んでみては如何でございましょうか?
人生は長い長い映画のようなもの。ご自身で自由に演出できることに、面白さがあるかと存じます。
きょうも執事の館・準備委員会の広報係、わたくし松原(まつばら)より、 #名古屋の仮住まい の近況
そして #お申し付けの品 の進捗などについて、ご報告をさせていただきます。いま執務室のBGMは
アメリカのピアニストで作曲家のスティーブン・クレイビス、 Children of Beslan が流れております。
▼ 執事の館・準備委員会は #三重県鈴鹿市のお餅 に #仮住まいのレモンカード を手配しております。
▼ 執事の館・準備委員会はきょう、包丁の研ぎ師による実現を視察。今後のお申し付けとして検討を。
▼ #名古屋の仮住まい は介添係の矢田(やだ)が"書のコースター"を。新たに裁縫係を設けましょう。
▼ #名古屋の仮住まい 2月11日は祝日の扱い。木曜日にティータイムのお仕えをいたしましょう。
良い音楽との出会いは、日々の暮らしを豊かにいたします。個人的に「心の肥やし」と称する次第。
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▼ 執事の館・準備委員会は #三重県鈴鹿市のお餅 に #仮住まいのレモンカード を手配しております。
先日より度々、話題にしております #仮住まいのレモンカード は、「名古屋の仮住まい」の家事係、
東山が提案するレモンバタークリーム。仄かなレモンの酸味、バターに溶け込んだお砂糖の甘さ、粘り。
準備委員会のメンバーにも必要以上に試食をする者がおりまして…ええ、わたくし松原を含みます…。
https://twitter.com/butlers_house/status/685047747846639617
そして昨年末、「仮住まいのおせち」としてお届けしたお品に添えました #三重県鈴鹿市のお餅 は、
和菓子係による試作を完了して、なんとか1月中にお申し付けをいただけるよう手配を進めております。
日本国内でも極めて珍しい、無農薬、無肥料で育てた"自然栽培のもち米"だけを用いて仕上げるお餅。
期待を裏切らない旨味がございまして、ただ焼いただけ、茹でただけでも大変美味しゅうございました。
https://twitter.com/butlers_house/status/684948102315249666
さらにクリスマスとお正月の繁忙期を終えました、製菓係の黒川(くろかわ)は、年明けに発送予定の
#愛知県小牧市のバウムクーヘン の焼成と並行して、 #愛知県名古屋市のハニーナッツ 試作第2号を。
クロガネモチなど、風味の良い蜂蜜に漬け込んだ6種類のナッツが美味、そして珍味にございます…!
https://twitter.com/butlers_house/status/685343310827790336
年明け以降、何かと質のよい #お申し付けの品 が相次ぎ、多くの主から期待の声を頂戴しております。
いま執事の館・準備委員会の配送係、宝生(ほうしょう)がお品の手配と試算に励んでおりますから、
来週の水曜日か、土曜日にはお申し付けいただけるのではないかと。詳細、追ってご報告いたします。
先日ご案内いたしました #愛知県小牧市のバウムクーヘン は、1月8日(金)発送分を満了しまして、
他の日程分も、じわりじわりと札を掛けていただいている次第。心より御礼を申し上げます。
初めてのお申し付け、勇気を出してみたというお声を拝読して一同、感激しております。
お申し付けの品
https://www.butlers-house.net/cart
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▼ 執事の館・準備委員会はきょう、包丁の研ぎ師による実現を視察。今後のお申し付けとして検討を。
つい先ほどまで、執事の館・準備委員会は名古屋市内にございます「研ぎ師」の工房にお邪魔をして、
包丁の研ぎ工程を視察。今後、お嬢様、旦那様のお役に立つために必要な事柄を打ち合わせました。
Twitter でも述べましたように、やはり百聞は一見に如かず。ステンレス包丁の刃先をじっと見つめて、
一切の迷いなく、砥石の上を踊らせるように研ぐ様子は圧巻で、これは是非ともご覧いただかねばと。
【 #執事の館 】お嬢様、旦那様、使い込まれた包丁、鋏(はさみ)はございませんか?
http://togetter.com/li/923360
上記URLの「まとめ」にございますように、ステンレス包丁の研ぎは、大別して5つの工程となります。
まずは刃物の身の部分を綺麗に。粗砥石で刃先の形状を作り、中砥石で切れるように仕立てたうえで、
仕上げ砥石で鏡面のような磨きを入れて、最後に本革で拭うように…この一連が30〜60分ほど。
もともとの刃の状態や、刃を形成する金属の素性によって、研ぎに要する時間が大幅に変わることを、
わたくし松原もしかと確かめました。これはワンコインで済む仕事ではないと、断言しましょう…。
ところで、これだけ時間を掛けねば研げないほどに硬い包丁が、なぜ刃毀れ(はこぼれ)をしたり、
刃先が丸くなるのか不思議になって尋ねましたところ、どうもその原因はカットする食材でない様子。
包丁が傷む原因は、なんと「まな板」だと仰ります。昔ながらの木のまな板が敬遠されるようになり、
樹脂製で、粘りの少ないまな板に当たった瞬間、刃先に負荷がかかって小さく欠けてしまうのだと…。
包丁に限っていえば、「まな板」の上ではなく、宙に浮かせたお魚を裁くような使い方をしていれば、
切れ味はほとんど落ちないのですよ、と教えてくださいました。いやはや、大変、勉強になりました…。
いま執事の館・準備委員会は、お嬢様、旦那様のお手元にございます包丁や鋏(はさみ)を、
確実に、安全にお運びするための黒箱を、例の如く製箱係の千音寺(せんのんじ)によって試作中。
段取りができましたら、追って報告させていただく所存です。粘り強く、お待ちくださいませ…。
また包丁の研磨を、ぜひ職人から学びたいというお声についても、前向きに検討を行っております。
準備が整いますまで、「白の部屋」のティータイムでお寛ぎください。ワゴンは変わらず盛況に。
https://www.butlers-house.net/reservation
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▼ #名古屋の仮住まい は介添係の矢田(やだ)が"書のコースター"を。新たに裁縫係を設けましょう。
前回のお便りでも触れましたように、 #名古屋の仮住まい 使用人一同は、今年度に成人を迎えられた
主のみなさまに、祝福のグラスワインを一杯、差し上げることといたしました。さらに介添係の矢田が
休暇を利用して名古屋市熱田区の「紙の温度」に足を運び、上等な和紙を買い求めてまいりました。
これをコースターのサイズに仕立て、あの粘りと力強さのある書体でお祝いのメッセージを綴りまして、
お祝いに花を添えとうございます。もちろんこれは、別宅へとお持ちになっても差し支えありません!
そして昨晩、手短にご報告を差し上げましたように、 #名古屋の仮住まい は新たに裁縫係を設けます。
察しのよいお嬢様、旦那様でしたらば、すでにお気付きのことと存じますけれども、これは
介添係にいる伏屋(ふしや)による新たな挑戦。これまでクマのぬいぐるみやワゴンのクロスなどを
お作りしてきた経験から、さらにポーチやブックケースなどのお品を拵えてお役に立てれば幸いです。
いずれはワンピースやスーツなどお召し物の仕立てにも取り掛かれますように、努めてまいります。
すでに幾つかの試作を進めておりますので、出来上がり次第、ご報告を差し上げる所存にございます。
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▼ #名古屋の仮住まい 2月11日は祝日の扱い。木曜日にティータイムのお仕えをいたしましょう。
さて、少し先の話となりまして恐れ入りますけれども、2月の11日は木曜日。本来ならばお休みを
頂く約束にございますが、せっかくの祝日…この機会に「ティータイム」のお仕えをしたいとの希望が、
給仕係の徳川(とくがわ)より寄せられました。ふだん、木曜日がお休みでいらっしゃる主の皆様にも
ご帰宅をいただければ幸いに存じます…との伝言にございます。何卒、ご検討をくださいませ。
その代わり、誠に勝手ではございますけれども、2月10日(水)はお休みを頂けませんでしょうか。
この日、執事の館・準備委員会の全メンバー、名古屋の仮住まいの使用人が名古屋市内で一同に会し、
2016年のお仕えに認識を共有する機会を頂戴しとうございます…こちらも宜しくお願い申し上げます。
すでに今月は1/3が経過。「みかんのスフレ」や「普通のソーセージ」など #1月限りの品 が好評で、
パティシエールの東桜(ひがしさくら)、シェフの池下(いけした)らは #2月限りの品 の検討段階。
2月にはバレンタインもあって、チョコレートを用いたお品も良いかと存じます。また日を改めて、
お嬢様、旦那様にもご意見を賜りとうございます。その折はよろしくお願いいたします!
【 #執事の館 】 #名古屋の仮住まい は #1月限りの品 をご用意して、
お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております!(Togetterさん)
http://togetter.com/li/918798
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さて、表題に置きました粘り、これには様々な意味がございます。零したレモンカードが乾く途中の
粘りもございますし、お餅を頬張ったときの歯ごたえとしても粘りがございます。さらに今日は、刃物の
研磨においても粘りという表現が出てまいりまして、改めて日本語の表現の豊かさを実感しております。
ところでお嬢様、旦那様、年明けてから、やや心許ないような気持ちをお抱えではございませんか。
壁に掛けたカレンダーが変わったからと言って、ご自身が必ずしも変化をするわけではありませんから、
それは致し方のないことと考えましょう。しかし、心が揺れること自体が、強さの表れではないかと
考える次第でございます。揺れない、ブレない態度は強いように見えて、意外とあっさり折れるもの。
地震において、建物が揺れながら衝撃を受け止めますように、心が揺れても粘ることができれば十分。
実は、その振る舞いこそが最も柔軟な生き方で、かつ人間らしい態度なのではないかとも思うのです。
またも差し出がましいことを、申し上げました。
私たち執事の館・準備委員会は、今後も #名古屋の仮住まい の運用と #お申し付けの品 の開拓をして、
粘り強く #愛知の本宅 や、 #福岡の仮住まい の実現に向けた活動を、続ける所存にございます…!
また近いうちに、ご報告を。ここ数日で冷え込みましたから、温かくしてお休みくださいませ。
青いオイルでランプを灯す、執務室にて。
執事の館・準備委員会
広報係・松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。
この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
(お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
https://www.butlers-house.net/member_login
日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。
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