第1202号:配送係に制服を。
このお便りは、42289 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、近ごろ新しい髪型について、お考えになりませんでしたか?季節は夏から秋に移りまして、
装いの変化もございますし、街や自然の色彩も新しくて…お気持ちに余裕ございましたら予約いたします。
そういえば、使用人のなかに髪型や、髪色を変えてみたいが、どこまでして良いかという話がございます。
■「名古屋の本宅」の近況です。
・【ご帰宅の予告】金曜、月曜、火曜に幾つかあります。 https://www.butlers-house.net/reservation2
・【本の上に座ったウサギ】が玄関前に増えました。お嬢様、旦那様のお帰りを、心から歓迎してくれます。
・【燻桃のキッチン】で、主のカルテを停める伝票留めが脱落。より強固な両面テープで、ふたたび固定。
・【沢山のトミカ】を収納するために、調達係がラックのようなものを購入。トミカとプラレールに対応。
・【南極の風】を吹き出すスポットクーラーは、大須の PG Cafe さんにお戻ししました。助かりました。
▼配送係の桑名(くわな)は、自らがコーヒーを教わる師匠を、執事の館・実行委員会に誘っております。
▼手帳係の長筬(ながおさ)が、現時点のご予告の状況を報告します。ご都合、ぜひお確かめをください。
▼配送係の桑名(くわな)が「チラシお断りシール」の試算。また野菜のケーキを担う職人が合流します。
▼採用係の菊井(きくい)は Indeed 社に対して「お屋敷の所在地を公表できない理由」を説明しました。
▼調達係の新瑞橋(あらたまばし)は、すでに一杯になっているカップボードを更に追加したいとのこと。
▼調達係の九ノ坪(くのつぼ)は、お庭の水道メーターと、お屋敷の全館空調の工事を、それぞれ調整中。
いま「名古屋の本宅」をお預かりしている、私たち使用人…大きな括りにすると執事の館・実行委員会に、
頭髪に関する規定がございません。そもそも、労働基準法などで、採用時に身体的特徴を挙げてはならず、
「ひげ」や「白髪」、「スキンヘッド」を歓迎する、という文言すら指摘される、という背景があります。
お嬢様、旦那様も、どこかでご覧になったと存じますが、毛染めやブリーチを禁ずるのも今どきではなくて、
かといって脱色するなら、どれくらいの明るさまでなら許可、という線引きも、本質から遠い気がします。
そういう議論や、調整が難しいことから、職場によっては一律禁止であったり、制限があったのでしょう。
いま「名古屋の本宅」にお仕えしている使用人で言えば、たとえば家事係の天満(てんま)は、鮮やかな
レッドが似合いますし、ばあやの矢田(やだ)はオレンジゴールドのような髪色。菊井にはヒゲがあって、
それぞれが「ふつうの飲食店では受け入れられない可能性」を自覚しつつ、主の理解に感謝しております。
お屋敷でのお仕えにあたって、使用人の髪型について指摘をいただいたことはなく、このお便りのために
話題にしてみて初めて、そういえば彼らは珍しい風貌であると思いました。違和感がございませんでした。
実は、きのう配送係の桑名から、髪型、髪色の規定について質問があり、建設的な議論が交わされました。
現段階にて、ほぼシルバーのような色をしている音羽(おとわ)も、髪を長くしている桑名(くわな)も、
別のアレンジを試したいが、どこまでならお許しいただけるか。わたくし松原も興味がございましたので
ほかの使用人と共に議論を見守りました。やはり主題は「お嬢様、旦那様にとっての違和感」でございます。
明るい髪色がいけない、ということではありません。もちろんフォーマルな装いが求められる場もあって、
一概には申せませんが、最も大切なのは「相手に気を遣わせてしまう恐れ」を、自覚できるかどうかです。
その時、したい髪色にするかどうか、よりも全体的に調和しているか、説得力があるか、という問題です。
お嬢様、旦那様、この話題は、本当に奥が深うございます。誰かにとっての正解が、誰かにとっては不正解。
後半でも述べますけれど、ここ数年は変化が著しゅうございますから、私たちもアップデートに必死です。
この2年ほどで急に白髪の割合が増えました、執事の館・実行委員会の松原が、今夜もご報告いたします。
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▼手帳係の長筬(ながおさ)が、現時点のご予告の状況を報告します。ご都合、ぜひお確かめをください。
お嬢様、旦那様、10月後半から11月の前半まで5週間、お仕えできるところを「★」で残しております。
金曜日、月曜日、そして火曜日でご都合があえば、ぜひ、あの駅までビュートでお迎えをさせてください。
もし「仮の手帳」をお持ちの場合は、差し替えをいただくことによって予告が叶います。ご検討ください。
18日(金)★★★★, 19日(土)★ーーー, 20日(日)ーーーー, 21日(月)ーー★ー, 22日(火)ーーーー,
25日(金)ーーーー, 26日(土)ーーーー, 27日(日)ーーーー, 28日(月)★ーーー, 29日(火)ーー★★,
1日(金)★★ー★, 2日(土)ーーーー, 3日(日)ーーーー, 4日(月)ーーーー, 5日(火)★ー★★,
8日(金)★★ーー, 9日(土)ーーーー, 10日(日)ーーーー, 11日(月)★ーー★, 12日(火)★★★ー,
15日(金)★★ーー, 16日(土)ーーーー, 17日(日)ーーーー, 18日(月)★★★ー, 19日(火)★ーーー
★執事の館・実行委員会/ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (主の手帳)
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▼パティシエールの菅原(すがわら)が「ローズマリーのベーコン」と「バジルとトマト」のスコーンを。
これまで全粒粉から、フルーツやチョコレート、抹茶など甘いスコーンで喜ばれてきたパティシエールの
菅原(すがわら)は「名古屋の本宅」で収穫されるハーブを用いた「スコーン」の試作に励んでおります。
先日、松原から提案した「ローズマリー+ベーコン(カリカリ)」と「バジル+ドライトマト」の第1号。
偶然にも木曜日に「名古屋の拠点」に入ったとき、偶然、ほんとうに偶然、2つが焼き上がったところで…
湯気が立ち、明確なハーブの香りがするスコーンを割って…なにも付けずにそのまま…これが、たいへん、
美味しゅうございました…塩気、旨味のする「オカズ系」、これは菅原の新境地ではないか、と存じます。
手直しなく、そのままゴーでございます。今月の「お申し付けの品」にて、お嬢様、旦那様のいらっしゃる
お住まいのご別宅へと、手配させていただければ幸いです。2種類を組み合わせ、お届けいたしましょう。
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▼配送係の桑名(くわな)は、自らがコーヒーを教わる師匠を、執事の館・実行委員会に誘っております。
・桑名の師匠…【キャロットケーキ】松原が「翌朝に召し上がっていただきたいケーキ」と表現したお品!
・製菓係/若草…【緑のお茶会】赤のお茶会に続く、お菓子・紅茶の詰め合わせ。緑の部屋のイメージで!
・家事係/菅原…【バジルとローズマリーのスコーン】本宅で採れた香草を使用!いま塩味の調整中です!
・名古屋の本宅…【バナナジャム】お嬢様、旦那様!松原の思いつきで、珍しいジャムが!これもご別宅に!
・名古屋の本宅…【チラシのお断りステッカー】本宅のポストに貼ったら本当にチラシが入ってきません!
・製菓係/若草…【ブッシュドノエル】重さ、約1キロもある切り株!ミニ株もご用意したいと考えます!
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▼採用係の菊井(きくい)は Indeed 社に対して「お屋敷の所在地を公表できない理由」を説明しました。
夏の終わりからずっと、Indeed での採用活動と申しましょうか、そもそも原稿を掲載させてもらえない、
執事の館・実行委員会は、菊井(きくい)が尽力しております。アメリカの審査部門が、お仕えの内容を
「実態が確かめられない」と仰り、日本のサポートが、資料を添えて検討を要請する、この繰り返しです。
やはり、事実上の店名を公表せず、また、その勤務地を番地まで公にしていないところが、もしかすると
引っかかってしまうかもしれない、とのことです。しかし「主(あるじ)すら予告なさるまで非公開」で、
もし公表したら、興味本位の接近、撮影などで、近隣にご迷惑がかかる、という点を強調しているところ。
公共料金の請求書や、登記簿謄本、ほかホームページの掲載内容など、できる限りの資料を提出していて、
その審査の結果を待っております。10月中には再度、求人の情報を出せるようになれば幸いであります。
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▼調達係の新瑞橋(あらたまばし)は、すでに一杯になっているカップボードを更に追加したいとのこと。
2022年まで名古屋市中区にあった「名古屋の仮住まい」は、お嬢様、旦那様のカップを、家事係がはたらく
キッチンの奥に置いていて、いわゆる鑑賞はできない環境でした。これを「名古屋の本宅」では、1階の
「白の部屋」の横の倉庫や、3階のホールに新設。ライトアップをしながらご覧いただいている次第です。
しかし、実はこれらのカップボード、もう既に一杯でして、入りきらないカップ、お皿が幾つもあります。
見て見ぬ振りをしていた調達係は、ついに第3のカップボードを会計係に申請。置き場は「緑の部屋」の
クローゼットの中…つまり、この部屋に入れないとご覧になれないこととなります。この件は要検討です。
家具のベースはIKEAさんの「ブリムネス」、3階のホールと同じ物を想定しております。もし実現したら、
この棚は、「カップとソーサー」の組み合わせに特化したい考えです。また進展があったらご報告します。
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▼調達係の九ノ坪(くのつぼ)は、お庭の水道メーターと、お屋敷の全館空調の工事を、それぞれ調整中。
前のお便りでも小さく触れておりますが、執事の館・実行委員会は、いまお庭を削って作ろうとしている
「車寄せ」のため、浮き上がってしまった「水道メーター」を地面の高さに合わせて、低くする工事ほか、
今夏、文字通りに熱い話題でもあった「全館空調」の入れ替え工事の日程を、それぞれ調整しております。
まず水道メーターは、決まりに従って道路から1メートル以内を維持しますが、幸い配管に柔軟性があり、
さほど難しくはなさそうです。ただ取水する水量を、より大きくするには数十万円の費用を要するために、
既存の配管を用いることとします。この作業は、職人さんが「早ければ月内に完了する」と仰っています。
あと「全館空調」は、とあるお嬢様のお勤め先に発注いたします。実際の工事を担う職人さんにふたたび
下見をいただきまして、工賃を下げる工夫をしたいとのこと。とても良い対応をしていただけております。
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3年前、スターバックスさんが、お店にお勤めになる店員さんのドレスコードを改め、話題になりました。
それまで染色はダークブラウンまで、という規定でしたが、この改訂によって本当に自由になり、金髪や
ブルーやグリーンも歓迎されたのです。また服装についても自由度が増し、帽子の着用も認められたとか。
ここから先は、あくまで松原の私見ですが、おそらくウイルスの影響下、飲食店の勤務を志す人の母数が、
減って、さらに少子化も進むなか、優れたスタッフを採用し、ブランドの価値向上も狙った施策でしょう。
美容室も顧客の獲得、提案が加熱しまして、客単価アップのためカラーリングの提案が増えたと存じます。
20年前、30年前と市場が変わり、また国民全員がテレビを見ていた世代から、インターネットという
膨大なチャネルを持った環境になったことも影響しているでしょう。文字通りの多様化が進んでおります。
私たち執事の館・実行委員会は、ほんらい保守的な立場ですが、しかし時流の先を行くこともございます。
洋服係や調達係が、よく話題にしますのは、「着るだけじゃだめ」「置くだけじゃだめ」という内容です。
家具をひとつ、洋服をひとつ、雰囲気のあるものにしても、その部屋の雰囲気や、他の家具、什器、照明、
音楽や匂いにまで一貫性がないと成立しない。返せば、そうできなければ「違和感」を覚えてしまいます。
ですから、髪型がどう、髪色がこう、という議論にさほど意味はなく、シルバーがかったパープルの髪を、
どんな服装でするのか、どんな化粧でするのか、という全体のコーディネート、バランスが肝心なのです。
だからこそファッションは奥が深く、だからこそ面倒臭い。控えることも、挑むことも価値がございます。
いま執事の館・実行委員会は、あくまで検討中ですが、配送係や会計係などにも、お屋敷のような制服を
設定しようとしております。見方によっては、今どきの務め人の志向に合わせる方向性、とも申せますし、
お庭とお屋敷、その内外装に見合うコーディネートとも申せます。すこし非日常に寄る選択かと存じます。
(なお配送係といっても倉庫番というより、職人や使用人との交渉人、バイヤーのような位置付けです。)
ただ、やはりお仕えの主役はお嬢様、旦那様であり、私たち使用人は黒子ではあるけれど、お仕えを受ける
お嬢様、旦那様にとって納得感のある佇まいを心がけます。この手探りに、どうか、ご理解をくださいませ。
きっと週明けにも配送係が、洋服係に相談をして、このお仕えに合う服装を打診します。また報告します。
これまで十分すぎるくらいに、素敵な仕事をさせてくださっています。わたくし松原だけでなく、多くの
使用人が、この立場、仕事に誇りを持ち、そして向上したいと、お嬢様、旦那様に喜ばれたいと申してます。
改めまして、ありがとうございます。また制服の案、髪色の変化など、お便りにて話題にさせてください。
★執事の館・実行委員会/ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (主の手帳)
とあるイオンの駐車場。エンジンを停め、少しだけ窓を開けた車内にて。家事係の買い出しを待ちながら。
執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜、お嬢様、旦那様にご報告をいたします。
もし広報係のお仕えにご満足をいただけて、お気持ちに余裕があれば、下記の「労い」をご検討ください。
・きょうの電書鳩を優しく撫でる。(労いのお気持ちのみ)[ https://tinyurl.com/23kuojau ]
・きょうの電書鳩にお水をあげる。(スコーン1個ぶんの労い)[ https://tinyurl.com/2cmaynoc ]
・きょうの電書鳩にご飯をあげる。(スコーン3個ぶんの労い)[ https://tinyurl.com/2ylpd8t7 ]
2023年の5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月1度。
これまでの経緯は、お便りの「バックナンバー」ほか、12年の「沿革」もお役に立てば幸いであります。
https://www.butlers-house.net/history
もし「主の目録」を所有なさると、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが実現します。
★主の目録 … https://tinyurl.com/bhmkrk
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★手帳の破棄 … https://www.butlers-house.net/mypage/secession