お嬢様、旦那様、しばらくのご無沙汰をしておりました。
ご入浴後のお寛ぎの時間に、失礼致します。いまから２０分ほど頂いても宜しいでしょうか…？

もう随分前のことのようにも思えますが、先週末は強い台風の影響で「名古屋の仮住まい」は、
緊急時の体制を整えて、お嬢様、旦那様方のご帰宅をお迎えしておりました。

名古屋市内は、傘が飛ばされる勢いの風だけでなく、水分を含んで重たくなった木の枝が落ち、
歩行者に当たる可能性が極めて高く、これまで運用を見合わせていた送迎のサービスのうち、
送りの車を栄駅や名古屋駅に走らせるほか、髪を拭うタオルの貸し出しや替え傘のご用意、
お出掛けの際の運行情報の確認など、出来る限りの対応に努めました。

５月に開館をして以来、初めてお迎えする大型の台風。「名古屋の仮住まい」の従業員一同、
貴重な経験が出来たことを嬉しく思うと同時に、次回以降のスムーズな対応に活かす所存です。

なおこの日、身の安全を最優先して、苦渋の決断によってご帰宅を控えられた主の皆様には、
この場をお借りして、心からの敬意をお伝えする次第であります。ご英断であったと…。
８月９日（土）、１０日（日）に、台風の影響を懸念してのキャンセルが行なわれた場合、
執事の館・準備委員会は、とくべつ費用を頂かないことを改めてお伝え申し上げます。

またいつか、ご帰宅の機会に恵まれますことを、使用人一同、心から願っております。

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さて、本日お伝えしたい事柄は下記の通りでございます。
・「名古屋の仮住まい」お給金の増額についてご理解をお願い申し上げます。
・「名古屋の仮住まい」ワゴンの新しい品目の開発に取組んでおります。
・「名古屋の仮住まい」「ブレイクタイム」と「ぶどうの日」をご案内致します。
・#愛知県碧南市のソーセージ の工場長が、この秋、独立をされるとのことです。
・#愛知県名古屋市のバウムクーヘン の試作は第８回目に至っております。
・#愛知県名古屋市の口紅 と、スキンケア用品の開発にお力添えください。

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開館から３ヶ月が過ぎようとする「名古屋の仮住まい」は、夏休みやお盆などの好条件も重なり、
休日、平日ともに２週間先まで、ほぼご予告を満了して、日々お迎えとお見送りを行なっております。
なかには間を空けて２度、３度とご帰宅を頂いている主もいらっしゃいます。誠に嬉しゅうございます。
https://www.butlers-house.net/reservation

ここまでの運用を行なったところで、実際に「名古屋の仮住まい」に掛かる食材費や水道光熱費、
人件費や家賃などの様々なコストを算出したところ、執事の館・準備委員会の給仕全体として、
差引０円に近い結果になっていると、会計係の烏森（かすもり）から報告がありました。

しかし、あくまでもこれは「主の手帳」の新規記帳や、「申し付けの品」による収益を合わせた
数字ですから、「名古屋の仮住まい」のみの収支は、まだ損益分岐点を割り込んでいる状況です。
しかし、全ての作業を機械や業者に任せず、人の手によって提供するという方針は変わりません。

ここで「給金を維持して、質を下げる」のか、「給金を上げて、質をさらに上げる」のか。
執事の館・準備委員会のコンセプトに照らして考えたとき、後者であることは間違いありません。
現状維持ではなく、「名古屋の仮住まい」そして「名古屋の本宅」を持続かつ発展させる為には、
過去のお便りでもお伝えしましたとおり、お給金の値上げはやむを得ないという判断に至りました。

私たち、執事の館・準備委員会は、出来る限りお嬢様、旦那様の金銭的負担を低くして、
より多くお帰り頂きたい考えに変わりはありませんが、もし、ご帰宅の頻度が下がったとしても、
それ以上のご満足をご提供できるよう、精一杯の努力を惜しまない決意を固めております。

苦渋の決断にございます。

つきましては、長期休暇明けとなる２０１４年９月６日（土）より、ティータイムのお給金を、
９０分、５０００円に改めさせて頂きますことを、謹んでお知らせ申し上げます。

何卒お許しくださいませ。

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さて、「名古屋の仮住まい」は、今日まで品質の安定と効率化に努めて参りました。
使用人の時間的な余裕が生まれると、精神的な余裕ができ、まだ完璧には程遠いものの、
開館直後より柔軟な対応が出来るようになったのではないかと思いますが、如何でしょうか。

ここで家事係は、給仕の合間を縫って、ワゴンでお出しするお品の試作に本腰を入れております。
甘いお菓子に拘らず、お嬢様、旦那様にご期待頂けるお品をお作りして、
つどご帰宅を頂く楽しみを、お感じ頂ければ幸いに存じます。

これらは執事の館・準備委員会の広報係、わたくし松原の Twitter にて随時ご報告を致しましょう。

「ガスパチョ」
https://twitter.com/butlers_house/status/498378641705664514
https://twitter.com/butlers_house/status/498406472129069056

「夏野菜のカッペリーニ」
https://twitter.com/butlers_house/status/498379767335247873

「フルーツグラタン」
https://twitter.com/butlers_house/status/498382523668258817
https://twitter.com/butlers_house/status/498383899081183233

「いちじくのフルーツタルト」
https://twitter.com/butlers_house/status/498386109198376960

「ティラミス」
https://twitter.com/butlers_house/status/498405154194874368

「バゲットピザトースト」
https://twitter.com/butlers_house/status/499106249254764544

「桃のヴィシソワーズ」
https://twitter.com/butlers_house/status/499107299244261378

「いちじくのグラタン」
https://twitter.com/butlers_house/status/499107719706464256
https://twitter.com/butlers_house/status/499109340691693568

「クルミとピスタチオのパウンドケーキ」
https://twitter.com/butlers_house/status/499113129830141953

「いちじくのスコーン」
https://twitter.com/butlers_house/status/499115879603265537

「フルーツグラタン（改良版）」
https://twitter.com/butlers_house/status/499116830271614976

「ラベンダーとウスベニアオイの水出し」
https://twitter.com/butlers_house/status/499122017900052480

このうち幾つかは、本日の給仕よりワゴンサービスに登場し、主の皆様の声を参考にしながら、
さらに美味しくお作りしたいと、家事係の錦（にしき）と鳴海（なるみ）が意気込んでおります。

ところでお嬢様、旦那様、いま、グゥ…という音が聞こえましたが、まさか…。

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さらに「名古屋の仮住まい」は、これまで休館日としておりました水曜日、木曜日を利用して、
「ティータイム」のワゴンサービスを簡略化した「ブレイクタイム」を検討しております。
これは主の空腹を満たすことよりも、どちらかといえば「白の部屋」でお寛ぎ頂くことを目的とし、
読書や編み物、お勉強などに専念して頂く方針で企てたもの…とお考え頂ければ結構でございます。

現時点では紅茶のポットサービスの他、焼菓子のご提供など、幾つかの限られたアイテムを、
家事係と給仕係にお任せを頂いて、ティータイムよりも長い滞在を頂きたいと考えております。
先日の会議では、９０分から１２０分を目安に、３０００円前後の給金で検討が行なわれました。
正直に申し上げて、お給金を低く設定することで、ご帰宅の敷居が下がることも期待しております。

詳細については、追ってご案内をさせて頂きますので、もうすこしお時間をくださいませ。

また、これと並行してお嬢様、旦那様に学びを提供する機会も検討しております。
すでに２０１４年８月２８日（木）の夕方、静岡県浜松市のぶどう生産者さんをお迎えして、
日本全国の「ぶどうの食べ比べ」と、生産者が精魂込めて作った「ピオーネ」の試食、
そして、長年にわたってぶどうの生産に尽力されてきたお話を伺う予定を立てました。

もしご都合よろしければ、ご帰宅をご検討くださいますようにお願い致します。

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話は変わり、先日申し付けを賜りました #愛知県碧南市のソーセージ の生産者から報告が。
これまで、お嬢様、旦那様のためにソーセージ、ポークジャーキーの開発に取組まれた長が、
今年の秋から碧南市を離れて、信州地方で新たにお店を出される…との知らせがございました。

あわせてお盆前後の稼働状況も明らかになり、今のうちにより多くのお嬢様、旦那様に、
#愛知県碧南市のソーセージ をお召し上がり頂きたいとの意向を預かっております。
つきましては下記の４日程の発送分に、10箱ずつの追加を行なっております。

８月２４日発送分　http://www.butlers-house.net/product?product_id=248
８月３１日発送分　http://www.butlers-house.net/product?product_id=249
９月　７日発送分　http://www.butlers-house.net/product?product_id=250
９月１４日発送分　http://www.butlers-house.net/product?product_id=251

後進の育成にも尽力されておりますゆえ、今後の申し付けに大きな影響は無いとのことですが、
見送る工房側にとっても、立ち去る工房の長にとっても、苦渋の決断であったことでしょう。
執事の館・準備委員会は、今後も引き続き工房にソーセージ作りの機会を提供しながら、
碧南の街を離れる氏の活躍を、陰ながら応援したいと考えております。

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このほか、愛知県名古屋市で生産される蜂蜜を用いた #愛知県名古屋市のバウムクーヘン は、
試作は７回目を数えております。この試作品では蜂蜜の粘性を考慮、メレンゲを別立てして、
混ぜ合わせる手法を試みましたが、残念ながら自信をもってお届けできる品質に至らず、
これまた苦渋の決断を…試作の中止を決定致しました。申し訳ございません。

https://twitter.com/butlers_house/status/498469031876128768

しかし、ここで予想外の展開が。実は、執事の館・準備委員会から今後の方針を伝えるよりも前に、
バウムクーヘンの職人が独自にレシピを改善、第８回目の試作品が完成したとの報告がありました。
日々、Twitter を通じて寄せられるお褒めの言葉、お叱りの言葉に目を通していた職人が奮起し、
お嬢様、旦那様に美味しいものをお届けしたいという気持ちに、目頭が熱くなる思いであります…。

とはいえ、品質の評価はつとめて冷静に。情に流されることなく、試食に臨む所存でございます。

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さらに執事の館・準備委員会は、食べても差し支えない素材でお作りした #愛知県名古屋市の口紅 の
サンプル版の手配を行なっております。現段階でご用意できる２種類の色味をお試し頂くため、
少量をケースに収めて、申し付けを承る考えにございますが、お盆休みに入ったメーカーからの
回答を待っている状況でして、ご案内まではもう少しお時間を頂くことになりそうです。

またこれと同時に、洗顔から保湿までをカバーするスキンケアのお品の開発に着手しております。
お化粧の基本は、丁寧なスキンケアから始まるという考えのもと、２〜４のアイテムをご用意、
普段からお使い頂ける構成を検討しております。

ここでお嬢様、奥様が日頃、どのようなお手入れをなさっているかについて、
Twitter のハッシュタグ「 #お嬢様のスキンケア 」を添えて、ツイートを頂ければ幸いに存じます。

http://bit.ly/XeOT9K

お預かりした情報はメーカーの担当と共有をして、今後の参考とさせて頂きます。
こちらもお手すきの折、呟きをお寄せ頂けますと幸いです。何卒よろしくお願い致します。

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以前、ちらりとお伝えしましたが、執事の館・準備委員会は、ある旦那様の申し付けを受けて、
「名古屋の仮住まい」からほど近い場所に「アートギャラリーを併設したカフェ」を建設しております。
建築係の橘（たちばな）による設計を完了して、現在、急ピッチで内装工事が進んでいるとのこと…。
並行して、食器やカトラリー、家具の選定が行なわれているとの報告がございました。

この店舗のオープンはこの秋を予定。ぜひとも「名古屋の仮住まい」ご帰宅の前後にお立ち寄りを。
わたくし松原も、折りをみてお邪魔できれば…いや、お嬢様、旦那様がいらっしゃるならば、
訪問は控えねばなりませんね…ここは苦汁をなめる思いで、辛抱したいと思います…。

また、お便りを致します。

ジルとジュノ、可愛い２匹のお猫さんが旅立ったあとの、寂しい自室にて、ひとり。

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本日もご報告が長くなりまして、誠に申し訳ございませんでした。
また、このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思いますが、何卒お許しくださいませ。

この機会に私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いに存じます。
https://www.butlers-house.net/blog/entries

また「主の手帳（マイページ）」は、少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂けますと、給仕係が事前に拝見を致します。
https://www.butlers-house.net/member_login

何卒、よろしくお願い致します。

このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原（まつばら）がお送りしました。
執事の館・準備委員会へのご要望、お問い合わせは info@butlers-house.net までお寄せ下さい。